カフェヴェローチェ
石切道1
石切道2
石切道3
石切道4
登六庵
日帰り54km
カフェ ヴェローチェ - 石切道 - 登六庵 - 再度公園 - 再度山大龍寺 - ビーナスブリッジ
"俺はいったい、何やってんだろ?こんなしんどい事を!"久々にそんな気分だった。
15kgを越えるMTB。トラスフレームでは無いので肩に担ぐことも出来ない。片手で引き上げ、岩の上に放り投げる。いくつ越えれば終わるのだろうか?。
六甲山をただ登るのにも飽きてきていた。MTBで上がってみよう。ルートは石切道が適当だろうか。舗装路で高度が稼げたはずだし、楽なルートだ。行けるトコまではそのままヒルクライム。後は担いで登れば何とか行けそうだ。無理なら下れば良いだけ。帰りは再度山を通るとしよう。ヴェローチェで珈琲を飲みながらルートを考えていた。
住吉川沿いを渦森へと向かう。天気も良く、気持ちいい道だ。白鶴美術館を左に送り、橋を越える。この辺りから徐々に勾配がきつくなり出した。高い気温と相まって、汗が噴き出してくる。
渦森橋を右に折れ、住吉霊園へ向かう道へと進む。道路脇にバイクを駐め、水分を補給する。腿がヒク付く。何より蟻の戸渡りが鈍く痺れている。きつい坂をダンシングせずに上り続けたせいだ。サスが撓み過ぎるので立ち乗りではロスが多すぎる。やはりリジッドフレームのロードも欲しいところだ。
再び跨り、上を目指す。が、直ぐに挫折してしまう。たとえ一度でもバイクから下りてしまうと頑張ろうという気力が無くなってしまった。仕方がないので休憩の意味も含め、押して上がる。"貧脚、貧脚"と思いながら炎天下、急坂を進む。
霊園を抜け、木陰に差し掛かった辺りで漸く漕ぎ出す事にした。しかし、トレラン用に履きかえているため、また直ぐに挫折。そんなことを繰り返す内に登山口へ到着してしまった。ココからは流石に漕いで上ることは出来そうにないが、何とか押しては行けそうだ。
普段の三倍くらいは辛い思いをしながら上り続ける。やっと水場まで辿り着き、一息つく事が出来た。此処からが正念場だ。
"MTBでなど二度と来るものか"岩場を乗り越えながらそう思った。バイクの重さが着実に疲労を積み上げていく。10分程で越えられる道が30分も掛かる。"俺はいったい、何やってんだろ?"、"しんどい、しんどい"そんな思いが頭の中をグルグル回り続ける。
漸く平坦な道となった。少しの間バイクで走ってみたりもする。ここから先は階段もあるが、今までと比べたら屁みたいなものだ。
舗装路が現れたのでSPDシューズに再び履きかえる。腹が減った。登六庵で飯を食おう。朝食抜きなのでそろそろ限界だ。
登六庵にて今日はカレーではなく、"平日限定"という"オム辛海鮮(¥1200)"を食してみる。七味唐辛子を3瓶も入れるという。いくら辛いもの好きの私でもちょっと引いてしまう。失敗したか?やはり辛味がきつすぎる。七味の食感も気になる。私が作るとしたら、もっと辛味を押さえ、ペースト状のものを使うであろう。添えられたケチャップの甘さが妙に美味い。これは辛さに因るものなのか、それとも良いものを使っているからなのかは、既に麻痺した舌では見極めることは出来なかった。
まぁそれでも辛い"物好き"の方には一度ご賞味いただきたい。後ほどホットなアヌスに出会えることでしょう。
珈琲を飲みながらノンビリとさせて貰う。疲労がゆっくりと抜け落ちてゆく。
"スープを忘れていたので100円引いておきます"と言われる。メニューには書いてあったが、ヨーグルトが出てきたのでソレに変わっているのかと思っていた。
"こんなトコに登山道が、こんなトコに池が"、単車の時とは違う風景の中をゆるりと下って走る。
関の茶屋を折れ、奥再度ドライブウェイに入る。この道は単車進入禁止の為、二輪で走るのは初めてだ。風景もトレースも素晴らしい道であるだけに(単車で走れない事は)残念である。
再度公園へと入り、修法ヶ原池をグルリと回る。木漏れ日が気持ちいい。ノンビリとした時間の中、寛ぐ人も多く見受けられる。暫しの間クールダウンをし、堂徳山への上りに備える。
一週間ぶりの再度山大龍寺を過ぎ、再び高度を上げていく。下から上ってきたロード乗りと挨拶を交わしながらすれ違う。ビーナスブリッジが見えてくる。三宮はもうすぐだ。
"次はどのルートを上ろうか、MTBを背負って"下りながらそう考えていた。
"俺、何やってんだろ?"感が強ければ強いほど、達成した時の快感が強い。根本的にMなのであろう。
カフェ ベローチェ
住所:神戸市東灘区御影町郡家上山田90-3御影荘1F
電話:078-851-7363
定休日:火曜日
営業時間:11:00~18:00
茶亭 登六庵
オム辛海鮮¥1100(スープ無し-¥100)珈琲¥400(セット)
住所:神戸市灘区六甲山町南六甲1034-104
電話:078-891-0477
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