古法華キャンプ場3
一泊二日 初日83km
第二神明-r43-R372-r372-r117-r43-r81-古法華キャンプ場
梅雨入り前にどうしても行きたいところがあった。鳥取にある不動滝だ。マタギ師匠と不動滝の話をしていたのだが、勘違いしていることに後で気付いたのであった。不動滝にはまだ訪れたことが無かったのだ。
仕事を早々に終え、用意した荷物をバイクに積み込む。家を出たのはもう21時近くであった。第二神明にのり、西へと向かう。高速は余り好きでは無いのだが、この高低差のある道は中々気持ち良くて好きだ(高速道路ではないが)。そのまま加古川バイパスへと入り、給油警告灯が灯ったままr43より北上する。最初のGSに入ろう。それから酒とつまみを購入しなければならない、そう思っていた。
ところがGSがない。ツーリングマップルによると、R372に出た辺りに在るようだが閉まっている可能性も捨てきれない。焦りだした頃、漸く一軒のGSを見付けた。給油の最中に照明が消えてゆく。どうやら22時閉店であったようだ。
次は酒を仕入れなければならない。ところが酒を販売するコンビニすら無い。加古川バイパスのすぐ近くに一軒在った。だが今更彼処まで戻るのも馬鹿馬鹿しいのでそのまま先へと進み、遂にr372側の入り口を過ぎてしまった。仕方がない、このまま進んで行けば何処かに在るであろう。最悪北条まで出れば無いと云うことはあるまい。結局、北条の市街地まで出てしまった。ココのジャスコで酒とつまみを仕入れ、再び古法華キャンプ場を目指す。20kmほど余計な距離が増えてしまった。
r81に折れ、裏口?から古法華自然公園へと向かう。こっちの入り口は、以前訪れたときに"険しいから通らない方が良い"と言われた道だ。確かにコンクリート舗装に溝を刻んだ急坂だが、オンロードでも行けないことはない。間もなくヘッドライトが石仏を照らし出す。テントサイトは古法華寺の直ぐ側の芝生地だ。藪蚊が多そうな気配がするので、駐車場にテントを張らせて貰う。
いつも通りヘッデンを頼りに設営するが、久しぶりなのでどうも手際が悪い。それでも何とか張り終え、お楽しみの時間に入る。
視界の角を薄緑色の光が過ぎる。人工衛星か?と思い目をやると、ゆっくりと点滅するモノが頭上を漂っていった。蛍か、何年ぶりに見ただろう。ヘッデンを点滅モードにして森の辺りを照らしてみる。なんの反応もない。どうやら、お気に召さないようだ。ライトを消し、ボーッと夜空を見上げる。つまみを炙るストーブ以外、一切の光のない静寂が広がる。薄曇りの空に星の明かりは少ない。二匹の蛍が飛んで行き、又新に二匹現れる。まるでつがいのように。
ビールから日本酒に遷る頃には丁度良い感じに酔ってきた。色々とため込んできてしまったモノが抜け落ちていく。来て良かった。つくづくそう思う。
ラヂヲのスイッチをそっと入れる。FMに合わせ、チューニング。佐野元春の歌声が響いてきた。懐かしい。気持ちが学生の頃に戻る。あの頃の友は今何をしているのであろう。
明日も早い。酒を飲み干し、寝袋へと滑り込むと直ぐに睡魔が襲ってきた。
83kmの旅を愛車と終えた夜 ――
一杯の酒が 次の旅へと 想いを走らせる。
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古法華キャンプ場
場所:兵庫県加西市東剣坂町1345-2
料金:無料
問合せ:加西市都市整備公社 TEL 0790-42-0112
期間:4月~9月
申請書
(ふたつの不動滝に続く)
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