予算¥200(力こんにゃく¥100x2)
"醤油だしで煮込んだ温かい玉こんにゃく。山寺のこんにゃくの歴史は、円仁和尚が中国からこんにゃくを漢方薬として持ち帰ったものが、開山以来この地で広まったというもの。現在の串ざしになったのは昭和初期といわれる。1015段の長い石段登りに力が沸いてくるのでこの名がついた。"だそうだ。
その山寺を訪れよう、なんて思いはこれっぽっちもなかったのだが、何故か山寺にいた。そんないつも通りのボクの旅のスタイルである。そして山寺を訪れたからには、こんにゃくを食べなければならない。これは、山形生まれの祖母の遺言だった(ご健在です)。
当初、境内で食そうと思っていた"力こんにゃく"であったが、その売店の扉は固く閉ざされていた。
そんな理由で、帰り道での食べ歩きとなった"力こんにゃく"。帰りに力を沸かす必要など、これっぽっちも無いには無いのだが、遺言だから仕方がない(まだ生きております)。そして門前町には、"力こんにゃく"を置く店は二軒ほどあったのだ。
"えんどう"
行きしには焚かれている様子などなかったその鍋も、仄かに湯気を上げている。ほんまに大丈夫かいな?との疑問があったのだが、案の定、熱熱とはほど遠い芯の冷たいこんにゃく具合にちょっとガッカリしたりもした。
"レストラン おのや"
初めからこちらを選んでおけば良かったかも知れなかった。それでもこの店を選ばなかったのは、改札を潜り、駅前に佇むその店の前を通ったおりに湯気を上げるその鍋の傍らに人気がなかったからに他ならなかった。
しかし帰りしには人が居てた。そこで味わうこの"力こんにゃく"は、前者との味の違いなどさほど無いとはいえ、凍えた身体を芯から温もらせるぐらいに熱く、旨かったのであった。
えんどう
住所:山形県山形市山寺4284 和食マップ
電話:023-695-2126
営業時間:8:30~17:30
定休日:年中無休
公式サイト
cp5 mf4 re4
レストラン おのや
住所:山形県山形市山寺4273-1 和食マップ
電話:0120-51-2134
営業時間8:00~17:00
定休日:年中無休
公式サイト
cp5 mf5 re5
0 件のコメント:
コメントを投稿