2008年2月28日木曜日

しぇからしか@甲南町

予算¥600(ラーメン¥600)

ラーメン好きの某友人をして不味すぎて残した、と言わしめた"しぇからしか"。店の周りに漂う豚骨臭や、ネット上での賛否両論を見るとかなりの本格派であることが覗える。

"しぇからしか"
以前から一度訪れてみたい店の一つではあったものの、なかなか訪れる機会に恵まれてはいなかった。この日は丸福食堂で食べる気満々であったのだが、定休日という肩すかしを食らい、それではとここを訪れた。

見た目、トッピングはシンプルに海苔、チャーシュー、刻みネギ。濃厚な豚骨の香りに、加水率の低いストレートな細麺。全てが博多ラーメンらしい特徴を兼ね備えている。私にとって博多ラーメンのベンチマークは丸星ラーメンであるのでついついそれと比較しながら食べてしまう。
臭いは"しぇからしか"の方がキツイ。スープのこってり具合は"丸星"かなぁ、等と。スープを飲み干すと底には粉となった骨髄の欠片が溜まる。丸星と比べ、その細かさはかなりのものである。ここら辺も仕事の細かさを現しているのであろうか?そういったこと一つ一つの積み重ねや、本場ではない事による効率の悪さなどが価格に反映しているのかも知れないが、もう少し安ければなぁ、と思わされた。
とはいえ、はるばる九州まで足を運ばずともこれほどの本格的なものが食べられるのは嬉しい。

とんこつラーメン しぇからしか 東灘店
住所:神戸市東灘区甲南町5-2-12 ラーメンマップ
電話:078-411-4444
営業時間:11:00~27:00(平日)11:00~23:00(日曜)
定休日:月曜

2008年2月25日月曜日

じょっぴんや@高砂

予算¥500(織仁おりじん¥500)

水ツーメンバーと別れ、高砂軍団のもとへと向かう。

前日の事、"そっちに行く用事があるから暇ならお茶でもしよか?"とメールを打つと、"はい 暇です 行きます! …ところで どちらさまでしょうか?携帯 壊れて データが無くなったんです"などと返ってくる。
聞くところによると、雨に濡らしてしまってデータが全てとんでしまい、アケオメメールも来ないしどうしようかと思っていた、ということだ。道理で最近連絡が無いはずだ。

"じょっぴんや"
普通の住宅地の中にポツンと、ちょっと大きめの家といったその店はあった。駐車場へとバイクを乗り入れると自家焙煎であることを示す芳しき香りに包まれる。更に一歩店内へと足を運ぶと、静かに流れるジャズ、落とされた採光、ウッド調の落ち着いた空間が拡がる。
メニューには数多くのブレンド、それに続いてストレートコーヒーが名を連ねる。流石、自家焙煎珈房と謳うだけあって豆に対するかなりの自信がそこからは見て取れる。たくさんありすぎて目移りしてしまうが、先ほどのステーキに次ぐ"にくてん"によってかなりの胃もたれを喰らってしまっていた、という理由によりあっさりめのものを選択してみた。

"織仁おりじん 4種類の豆が織りなす中煎りブレンドです 絶妙なコクと香りの調和がこのブレンドのコンセプトです"

ネーミングセンスは微妙ではあるが、これは美味い。狙い通りのすっきりとした味わいで飲みやすい。バランスも上手い事取れている。自家焙煎で美味い店には余り出会う事がないのだが、ここは稀な例である。
一人で立ち寄るという感じの店ではないが、二、三人でゆっくりと寛ぐには最適な店のひとつといえよう。次に訪れたときにはカレーパンも併せて食べてみたい。

自家焙煎珈房 じょっぴんや
住所:兵庫県高砂市荒井町蓮池2-1-22 喫茶マップ
電話:0794-43-2422
営業時間:8:30~18:00
定休日:月曜
モカ@じょっぴんや

2008年2月23日土曜日

まつぼっくり@高砂

予算¥380(にくてん¥380(通常価格¥400))

とある事情にてカツ飯を食べ損ねてしまった面々が、各々、それぞれ、種々多様なというほどでもない各種ステーキを食べた後、いつの間にやら"にくてん"を食べよう等という話しになっていた。ジャスコ内で食べた記憶がある、ということでジョモさん、ユーナギさんと共に"にくてん"を求めていった。

"まつぼっくり"
ジャスコ内のフードコート。そこに見付ける幟に染め上げられた"にくてん"の文字。通い慣れたこの店も訪れるのは二年ぶりくらいになるのであろうか。以前は"はよし"であったと思うのだが、今は"まつぼっくり"と替わっていた。注文を済ませ、番号札をもらい、呼ばれるのを待つ。
"にくてん"とは、お好みの原型といわれるものでキャベツの替わりにジャガイモが入っていて・・・等と偉そうに語る。いざ食してみると中からコンニャク、柔らかく炊かれたスジ、茹でられたイモ、そして細かく刻まれたキャベツ。
"キャベツ?"、"キャベツが入ってましたね"、"入ってますね"と微妙な空気に。。

(高砂のコに聞いてみたところ入ってない店もあるそうです)

まつぼっくり アスパ高砂店
住所:兵庫県高砂市緑丘2-1-40 アスパ高砂1F 粉ものマップ
電話:079-444-3003
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休
公式サイト
にくてんMAP

2008年2月21日木曜日

串カツ ばんどう@雲井

予算¥1,390(麒麟ラガー大瓶¥400x2、ひねどり¥100、もち¥100、手羽先¥100、ホルモン¥70、なすび¥70、いか¥70、とんかつ¥80)

夜の帳がおり、仕事帰りの会社員達がコートの襟を立て西国街道を足早に歩く。雑踏には赤ちょうちんの灯が浮かび上がり、道行く人々が次々に吸い寄せられていった。三宮を離れ早三年。以前と変わらぬ風景だ。ただ、いつも賑わっていたタコ焼き屋だけが姿を消していた。そんな中、相変わらずの分厚いビニールシートを垂らす冬仕様"ばんどう"が姿を現す。

"串カツ ばんどう"
壁に貼られたメニューは所々紙が重ねられ値段が訂正されていた。そういえばえびが好きだったんだよなぁ、と見ると100円に書き換えられている。以前は80円だったはず。頼んだら負けかな、と代わりに新メニューのひねどりを頼んだ。
"塩胡椒で食べてね"と言われ、指差された先に目をやると塩胡椒、七味などの小瓶が並ぶ。ここのニンニクソースが好きなんだけどなぁ、と思いつつも言われたことに従う。串カツに塩胡椒?と変な感じがするのだがあっさりしていてコレも良い。山椒やレモン汁等も合いそうだ。

"3串だったかなぁ"と聞かれ、"えぇと、ひねどりとホルモンともちと手羽先の4つですよ"とソースを付けたキャベツを食べながら答える。
"もちはめんどくさいから揚げたくなくて忘れてしまうんだよね"と本気とも冗談とも付かない答えが返ってくる。もちがめんどくさい?とちょっと考えるが、あぁ串を洗うのがかと勝手に納得しビールを呷った。

葱油というほどに香り付く訳ではないが、ネギのクズ部分を放り込んだラードで次々に揚げられていく串カツをニンニク風味のソースで食べる。それに花を添えるのが、おばちゃんと(残念ながら今日は休みとのことであったが)体格の良いねーちゃんの喧嘩。それと日本にここ唯一であろう奇妙なトイレを味わうのも忘れていた。

串カツ ばんどう
住所:神戸市中央区雲井通3丁目7-13 串カツマップ
電話:078-221-6205
定休日:日、月曜


【アフィリエイト】
ま、そんな意見もありましたってことで

2008年2月18日月曜日

Live&cafe マンボウ@篠原

予算¥290(ブレンド¥290)

零度を下回る気温とはいえ長峰の急坂では流石に汗ばむ。その汗が稜線を渡る風に冷やされ身体の芯まで凍えさせる。そして又登りで汗ばむ。そんな事を繰り返す内に汗をかきつつ凍えるという真に身体に悪そうな状態に仕上がっていく。
こんな時は温泉にでも浸かり温もるのが一番なのだが、今日はそんな気分になれなかった。山を下りブラブラと歩いていて見付けたマンボウの看板。そういえばムカイさんには色々とご馳走になっているというのに店にお邪魔したことが無いのを思いだした。

"マンボウ"
店の中にはテーブルが二つ並ぶ。その内一つは先客により占められていた。私は一人客であることだしカウンターに着こうかと思ったのだが、そこに雑然と置かれた雑誌に拒絶され、残るテーブル席へと座ることにした。ブレンドを頼み、カウンターに置かれた新聞を手に取る。やがてコーヒーの香りが漂い始めてくる。二三言、言葉を交わし再び新聞に目を戻す。そして出されたコーヒーを啜る。もう少しコクや酸味がある方が好みだがあっさりとしていて飲みやすい。

酒の席ではバカ話やエロ話に花を咲かせるわけだが、喫茶店ではそんな下品な話題は持ち出さない。二人共通の話題などオンナの話位しかないのだから当然言葉少なになる。ゆるりとした時の流れの中で身体の火照りが取れ指先からは疲れが抜け落ちてゆく。店の隅に置かれたドラムセットを眺めながら今日の山行を反芻する。
楽しかった。夏の強烈な日差しに遣られ脱水に苦しみ吐いた東の尾根の日溜まりが今日は嬉しかった。汗ばんだ体を撫でていく風が心地よかった。ただ久しぶりのトレッキングシューズに負けた少しだけ軟弱になっていた左足の踵だけが軽く痛んだ。
"これ読まれましたか?"ムカイさんの声に呼び戻される。KobeWalker"六甲山がおもしろい"、か。へぇ、こんなのが出ていたのかと、ページをめくる。特に目新しい事が載っているわけではないが、懐かしい記憶と重なり楽しい。東お多福山で藪漕ぎ中に"何かガサガサいった"とおばさんグループを驚かしてしまった時のこと等を思い出す。

気づけば外はうす暗くなっている。思いだしたかのように身震いする。すっかり冷え切ってしまった。ちょっと長居をしすぎてしまったようだ。

Live&cafe マンボウ
住所:神戸市灘区篠原南町7丁目2-15 喫茶マップ
電話:078-871-2969
営業時間:10:00~17:00
Curry Cocktail マンボウ@篠原
ぬこ様@マンボウ
OZZY@将軍通
サカナイト@OZZY