2009年11月4日水曜日

白身のネタ@彦六鮓

予算¥6,350(男1人女1人)(キリンラガー、瀧鯉大吟醸、バッテラ、穴子箱、平目、穴子、蛸x2、マグロ、イクラ、アジ、イカ、他)

「取って置きの店なんだ」
と、かつてユキは言った。もちろん、俺にとってもトッテオキの店だ。
「始めに食べた白身のネタがメチャメチャ美味くて」
と、今回は、そう言った。そんな言葉を聞いて、あの店で食べた白身といえば、"平目"に"コチ"すぐに思い浮かんだのは、そんなネタだけであった。
しかし、どちらも今は旬ではないし、感動するぐらい美味い、となると何だろう?と、疑問に思いながら、も行き付けの、そんな数数の思いが刻まれた階段を下りて行くのであった。

【彦六鮓】
行き付けなどと大層なことを言ったが、最近の貧しい懐具合故に、前回から一年近くご無沙汰となる訪問ではないだろうか。
ちょっとは期待していた知った顔もなく、寂しげなカウンターに着き、掛けられた札を眺めながら、それらしきものは無いだろうな、と思いながらも適当にアテを重ねていく。
「美味しい」
と言いながらも、思っていたものには出会わない不満さを抱えたような横顔を見つめながら、杯を勧めた。

店を出た後
「二千円で良いよ」
との言葉に、ありがたく従う。
そんなこんなで、貧しいながらも、ありがたく、日日酒を楽しんで生き存えております。
しかし、彼女の記憶を満足させるだけのモノがあったのかどうかは、知らない。

彦六鮓
住所:神戸市灘区宮山町2丁目1-7 寿司マップ
電話:078-851-7555
定休日:金曜
彦六鮓@阪急六甲
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