2007年6月11日月曜日

六甲散歩再度

カフェヴェローチェ
石切道1
石切道2
石切道3
石切道4
登六庵
日帰り54km
カフェ ヴェローチェ - 石切道 - 登六庵 - 再度公園 - 再度山大龍寺 - ビーナスブリッジ

"俺はいったい、何やってんだろ?こんなしんどい事を!"久々にそんな気分だった。
15kgを越えるMTB。トラスフレームでは無いので肩に担ぐことも出来ない。片手で引き上げ、岩の上に放り投げる。いくつ越えれば終わるのだろうか?。

六甲山をただ登るのにも飽きてきていた。MTBで上がってみよう。ルートは石切道が適当だろうか。舗装路で高度が稼げたはずだし、楽なルートだ。行けるトコまではそのままヒルクライム。後は担いで登れば何とか行けそうだ。無理なら下れば良いだけ。帰りは再度山を通るとしよう。ヴェローチェで珈琲を飲みながらルートを考えていた。

住吉川沿いを渦森へと向かう。天気も良く、気持ちいい道だ。白鶴美術館を左に送り、橋を越える。この辺りから徐々に勾配がきつくなり出した。高い気温と相まって、汗が噴き出してくる。
渦森橋を右に折れ、住吉霊園へ向かう道へと進む。道路脇にバイクを駐め、水分を補給する。腿がヒク付く。何より蟻の戸渡りが鈍く痺れている。きつい坂をダンシングせずに上り続けたせいだ。サスが撓み過ぎるので立ち乗りではロスが多すぎる。やはりリジッドフレームのロードも欲しいところだ。

再び跨り、上を目指す。が、直ぐに挫折してしまう。たとえ一度でもバイクから下りてしまうと頑張ろうという気力が無くなってしまった。仕方がないので休憩の意味も含め、押して上がる。"貧脚、貧脚"と思いながら炎天下、急坂を進む。
霊園を抜け、木陰に差し掛かった辺りで漸く漕ぎ出す事にした。しかし、トレラン用に履きかえているため、また直ぐに挫折。そんなことを繰り返す内に登山口へ到着してしまった。ココからは流石に漕いで上ることは出来そうにないが、何とか押しては行けそうだ。

普段の三倍くらいは辛い思いをしながら上り続ける。やっと水場まで辿り着き、一息つく事が出来た。此処からが正念場だ。
"MTBでなど二度と来るものか"岩場を乗り越えながらそう思った。バイクの重さが着実に疲労を積み上げていく。10分程で越えられる道が30分も掛かる。"俺はいったい、何やってんだろ?"、"しんどい、しんどい"そんな思いが頭の中をグルグル回り続ける。
漸く平坦な道となった。少しの間バイクで走ってみたりもする。ここから先は階段もあるが、今までと比べたら屁みたいなものだ。

舗装路が現れたのでSPDシューズに再び履きかえる。腹が減った。登六庵で飯を食おう。朝食抜きなのでそろそろ限界だ。

登六庵にて今日はカレーではなく、"平日限定"という"オム辛海鮮(¥1200)"を食してみる。七味唐辛子を3瓶も入れるという。いくら辛いもの好きの私でもちょっと引いてしまう。失敗したか?やはり辛味がきつすぎる。七味の食感も気になる。私が作るとしたら、もっと辛味を押さえ、ペースト状のものを使うであろう。添えられたケチャップの甘さが妙に美味い。これは辛さに因るものなのか、それとも良いものを使っているからなのかは、既に麻痺した舌では見極めることは出来なかった。
まぁそれでも辛い"物好き"の方には一度ご賞味いただきたい。後ほどホットなアヌスに出会えることでしょう。
珈琲を飲みながらノンビリとさせて貰う。疲労がゆっくりと抜け落ちてゆく。
"スープを忘れていたので100円引いておきます"と言われる。メニューには書いてあったが、ヨーグルトが出てきたのでソレに変わっているのかと思っていた。

"こんなトコに登山道が、こんなトコに池が"、単車の時とは違う風景の中をゆるりと下って走る。
関の茶屋を折れ、奥再度ドライブウェイに入る。この道は単車進入禁止の為、二輪で走るのは初めてだ。風景もトレースも素晴らしい道であるだけに(単車で走れない事は)残念である。
再度公園へと入り、修法ヶ原池をグルリと回る。木漏れ日が気持ちいい。ノンビリとした時間の中、寛ぐ人も多く見受けられる。暫しの間クールダウンをし、堂徳山への上りに備える。

一週間ぶりの再度山大龍寺を過ぎ、再び高度を上げていく。下から上ってきたロード乗りと挨拶を交わしながらすれ違う。ビーナスブリッジが見えてくる。三宮はもうすぐだ。

"次はどのルートを上ろうか、MTBを背負って"下りながらそう考えていた。
"俺、何やってんだろ?"感が強ければ強いほど、達成した時の快感が強い。根本的にMなのであろう。

カフェ ベローチェ  
住所:神戸市東灘区御影町郡家上山田90-3御影荘1F
電話:078-851-7363 
定休日:火曜日 
営業時間:11:00~18:00

茶亭 登六庵
オム辛海鮮¥1100(スープ無し-¥100)珈琲¥400(セット)
住所:神戸市灘区六甲山町南六甲1034-104
電話:078-891-0477
参考blog

2007年6月8日金曜日

サスライのススメ ~ちぎれ雲のような旅をしよう。~

ホーボージュンさんのスピーカーシリーズに行って参りました。パタゴニアのパイネトレイルに行きたくなりましたね。

御本人が仰る通り、あまり上手いトークではありませんでしたが、美しいスライドと共に繰り広げられるショーは素晴らしいものでした。

"さすらうなんて簡単だ。靴紐をギュッと締めたら、後ろ手で玄関をパタンと閉じればいい……。"

その言葉通りの身軽な生き方には、多くの学ぶべき点があります。
実際に氏が使われるバックパッキングギア一式を見せていただきながらのトーク、その工夫の数々、あっという間の2時間弱でした。

また、興味深いパタゴニアのスピーカーシリーズがあれば参加したいと思います。

参考url
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2007年6月7日木曜日

道の駅不知火

危ういトコロではあったが無事給油を済ますことが出来た。今日、目指すは"天草"であるはずなのだが、余計な時間が掛かってしまった為、とりあえずは"道の駅不知火"をキャンプ地とした。もっとも、行ってみてテントを張れそうかどうか見てからの話なのだが。途中でスーパーに立ち寄り食材と酒を仕入れ、先を急ぐ。今日は見た目の距離以上に疲労してしまった。なるべく早めに休息したい。不知火で休めれば良いのだが、そんな思いが心を占める。
間もなく海沿いの流れの良い通りへと差し掛かり、道の駅不知火が姿を現す。国道沿いの広い道の駅は車中で宿泊する人も多く、中々良さそうな雰囲気である。駐車場をグルリと回り、テントを張りやすそうな場所を探す。奥の芝生の広場へ向かうと、既に先客が居た。エンジンを切り惰性で後ろへ付ける。福岡ナンバーのCBR1000RRか、良いバイクだ。もう既に眠りに就いているようなので、なるべく静かにテントを設営する。
時刻は十時前、早めにくつろげて良かった。一時はどうなることかと思ったものだが。夕食は栂尾神社で頂いた餅を入れた味噌汁である。ガスストーブに火を入れ今日一日の事に思いを巡らす。つまみを炙り、酒を楽しむ。一日の内で最も楽しみな時間だ。交通量の多い国道沿いなので五月蠅いが、南国感が満喫できる風景は”遠くに来たなぁ”、という感じが味わう事が出来て嬉しい。
やがて、駐車場には様々な改造した車が集まり出す。最近の流行は、"ワイルドスピード"の影響かLEDでカラフルに彩られたものが多いようだ。酔いが廻ってきたので、早めにテントへと入り込み眠りに就く。

翌日はいつも通り夜明けと共に目を覚ます。南国の朝は早い。顔を洗いに行き、戻ると先客も目を覚まし撤収作業中であった。お互い作業を続けながら、挨拶を交わす。フライを乾かしながら、珈琲を煎れる。
彼は、父親とツーリングに来ていたが、この道の駅で温泉に入り眠たくなったのでもう一泊したそうである。これから長崎へ向かうことを話すと、"カステラを買うなら眼鏡橋の店で買わなければならない"、と強く薦められた。丁度良い、お土産はそこで買うとしよう(勝喜堂 めがね橋店で買ったが、匠寛堂を薦めていた様な気がする)。

一足先に片付けを終え、東へと旅立つ名も知らぬ彼、西へと向かう私。束の間の出会いと別れ、そして今日もまた繰り返される。

2007年6月2日土曜日

ロキ食堂@大安亭市場

予算¥3,250(なんばん丼¥750、エビス¥500x3、シンハー¥500、プーケット¥500)

仕事帰りにゆっくり本を読める処は無いか?そんなことを考えながら会社を出た。家で読むより外での方が集中出来る質だからだ。未読の本が50冊は越えてしまったであろう。
軽く食事が出来、少しくらいアルコールが飲めて店の片隅で長居できる場所。十時頃までやっていればなお良い。閉店に忙しなく追い立てられるのは嫌だ。
そう考えながら候補を絞るが、敢えていうなら"Saboten Cafe"位しか思い浮かばない。花隈まで出るのは怠いなぁ、そんなことを考える。それならいっその事行きそびれていた”ロキ食堂”に行ってみることにする。

"ロキ食堂"
一度顔を出さねばと思って延び延びになっていたロキ食堂。ここは"Deco'sKitchen"のケイコちゃんの師匠がやってはるお店である。
前を一度通った事はあるので、大体の店の感じは分かってはいたものの、入るまでには至っていなかった。
客は誰も居なかったがカウンターに着く。ボックスがもう少し多ければ一人で占領しても良いだろうが、これくらいのキャパでは気が引ける。デコとはメニューが少し違うが、チキン南蛮のタレはココが伝授したものらしい。
エビスとなんばん丼を頼む。この店でもひね鶏も使っているみたいだが、コレは若鶏であった。頼めばひね鶏でも造って貰えるのだろうか?デコでもなんばんは若鶏で、ひね鶏はひねぽんか何かであっただろうか、忘れてしまったが。
BGMのワールドミュージックと、モニターに映し出されるボルネオが妙に心地よい空間を作り上げていった。結局、店員さんやオーナーと話をするだけで、本を全然読まないでしまった。
スタッフが他にも居るそうなので、他の日はまた違った雰囲気となるのであろう。またゆっくり寄らせて貰います。

ロキ食堂
住所:兵庫県神戸市中央区若菜通5-2-29 Barマップ
電話:078-222-7339
営業時間:12:00~22:00(月~木)12:00~24:00(金土日)
定休日:不定休

2007年6月1日金曜日

六甲散歩

アイスロード
花3
花4
三国岩
亀石
諏訪稲荷神社

装備
バックパック:MAMMUT_Crag(18l)、靴:ACG_AIR TRAIL EXPOSURE、ヘッデン:PETZL_TIKKAPLUS、水筒:LAKEN_Kukuxumusu Yetiyak、他(水1.1l)、エマージェンシーシート、皮手、珈琲セット、カロリーメイト_ブロックチョコレート味(4本入り)、hp:NTTdocomo_P505is、GPS:Garmin_GEKO

最近ご無沙汰していたので、リハビリがてらのお手軽ハイキング。とりあえずアイスロードから上がり、西へと向かう事にする。膝が痛み出したとしてもエスケープルートが多いので大丈夫であろう。

10:18 一王山(246.5)
最近定番の六甲山へのアプローチ。一王山十善寺で安全祈願をし、鶴甲方面へと抜ける。
鶴甲コープにて昼食用のおにぎり3個とポカリスウェットを併せて購入。意外と気温が高く、発汗量が多いためだ。水1リットル程では心許ない。

11:50前ヶ辻(760)
表六甲旧道よりアイスロードへと入る。多くの植物が美しい花を付ける季節となった。柄にもなく花の写真など撮ってみる。
それにしても今の時期は毛虫が多い。いつの間にか腕の上を這っていて、度々驚かされる。

12:05三国岩(802.5) 12:25出発
三国岩に上り、珈琲を煎れる。突風が吹き抜ける中、震えながらおにぎりと珈琲を摂る。風が当たらない所の方が快適な事は分かってはいるのだが、やはり岩の上が好きだ。

13:40森林植物園東門
シェール道、徳川道と辿る。いつ来ても単調すぎて面白味のない道だ。地蔵谷を下ろうと思っていたのであるが、ルート取りに失敗した。
森林植物園東門から森林管理歩道へ。暗い杉林の中、尾根、谷に沿って上下左右に辿っていく。この上の尾根が北ドントリッジなのであろうか。
さらに南ドントリッジへ。漸く楽しいルートに遭遇した。トェンティクロスより時間は掛かるが、余裕が有るときはこちらの道を選びたい。

14:30高雄山(476.5)
次か、この次なのか、と小さなピークを幾つも越えて漸く高雄山山頂に着く。此処から再度山へと向かうには、一度、再度公園に戻るか、市ヶ原方面に出なければならない。どちらにせよ遠回りだ。とりあえずは再度公園に向かうが、下のハイキングコースへショートカット出来ないだろうか?と思いながら歩いていると、そちらへ向かう踏跡が。無事下りることが出来た。

15:05再度山(469.3)
度々、再度山大龍寺は訪れているものの、再度山山頂まで登るのは初めてである。大龍寺さんの裏手へ回り、奥の院、亀の石を経て山頂へ。亀の石には梵字が刻まれているのだが、風化しており、ハッキリとは判別できない。おそらくは聖観音さんを表す"サ"であると思うのだが、大龍寺さんの本尊は如意輪観音さんなのだが何故?
ちなみに私は大龍寺さんの住職が好きであり、最も多く訪れるお寺さんの一つである。

15:45碇山(292.0)
再度ドライブウェイ沿いのハイキングコースを下り、碇山へ。三宮から見上げることは多いのだが、実際に登るのはココも初めてだ。噂に聞く風力、太陽光発電の横を抜け下る。夜は美しく碇を形作るこの山も、昼間は間抜けな姿である。

16:00諏訪山(151)
久しぶりの割にはあっさり、諏訪山まで来てしまった。もっとも翌日は筋肉痛に悩まされたのだが。