2010年1月7日木曜日

酔処 ふらり@東武宇都宮

予算¥2,700(天鷹 純米原酒(正一合)¥800、天鷹 純米原酒 ぬる燗(一合半)¥1,000、付出し(紅白なます)¥300、とりさし¥600)

ボクが若かりし頃は、よく歌舞伎町など新宿辺りで夜を明かしたのだが、ここ数年は、水戸、宇都宮、関内辺りがやたらと多くなった。
そして、ボクがそんな街に求めるものといえば、心地よくくつろげて旨い酒を呑ませる店とくるワケだ。

【酔処 ふらり】
純米¥800、吟醸¥950、大吟¥1,250という潔い値付けに、ちょっと気の利いた揃え。
まずは柚子の皮を散らしたなますをアテに、天鷹を冷やで頂く。すっきりとした辛口に控え目な香りと米の旨味が好ましい。
純米なら何でも燗につけてくれるというので、呑み比べ、と同じモノを燗で頼んだ。ちろりでつけるのではなかったのがちょっと残念だが、この燗が味が膨らみ中中に旨い。
併せたササミのタタキが又旨い。
旨い肴に旨い酒。その名の通り、ふらりと立ち寄るのに良い店である。

酔処 ふらり
住所:栃木県宇都宮市伝馬町3-4 吉田ビル1F 居酒屋マップ
電話:028-639-1260
営業時間:17:00~0:00
定休日:不定休
cp7 mf7 re6

■天鷹酒造株式会社
住所:栃木県大田原市蛭畑2166
電話:0287-98-2107
0120-41-3959
Fax:0287-98-2108
公式サイト

天鷹 純米原酒
1800ml ¥2,310
純米生原酒
原材料:米、米麹
原料米:
精米歩合:65%
alc18~19%

2010年1月6日水曜日

中華料理 焼肉 三幸飯店@南柏

予算¥1,250(老麺(ラーメン)¥525、餃子(5ヶ)¥200、生中(キリン一番搾り、枝豆付)¥525)

柏界隈を徘徊している最中、"0の日は餃子の日 200円"に惹かれ、立ち寄りました。

【中華料理 焼肉 三幸飯店】
"0と5の日はセットカレーうどん 500円"の貼り紙を見落として、餃子2人前とビールで良かったかな、と思いつつも老麺を頼んでしまう。
コレが第一の間違い?

枝豆を摘みながらビールを飲んでいると、ようやく、お待ちかねの餃子が運ばれてきた。モチッとした厚めの皮。中の餡は、肉の旨味に野菜の甘みがしっかりと閉じこめられ、八角の中華的な香りが何とも言えない味わいを引き出す。
これで200円ならお得だよなー、と思わせる反面、関東風の真っ黒なスープの老麺は凡庸とした在り来たりの品でしかなかった。
そこでまた、餃子2人前の方が良かったかも、という思いが浮かぶ。
やはり、餃子2人前にしていなかったのは、第二の間違い。

会計時に1,200円を渡すと、サービスの品には消費税がかからないが、他のモノにはかかるという。
よって、1,250円を渡す。

やはり餃子2人前を頼むべきであった。別に50円が惜しいとか、そんなことを云うわけではないが、計算よりも高い金額を請求されると萎える。ただそれだけなのだが、やっぱり後悔している。

中華料理 焼肉 三幸飯店
住所:千葉県柏市南柏2-1-11 餃子マップ
電話:04-7144-4680
cp6 mf5 re4

2010年1月5日火曜日

酒の吉田屋@阪神尼崎

予算¥750(キリンラガー大瓶¥370、シオサバ(尻尾)¥380)

阪神尼には立ち呑み屋がないという、などと言ってきたが、探せば在るものです。

【酒の吉田屋】
ビールケースが積み上げられた通路を抜けると、いかにも立ち呑み屋たるもの、かくあるべきな空間が拡がっている。
大瓶と共に、数多く多彩なアテの中から、塩さばを選ぶ。
「ハラとシッポとどっちがええ?」
にシッポと答える。骨を取るのがめんどくさいな、と、それだけの理由で。
鯖半身の尻尾の部分、つまり、鯖1/4。さすがにこれだけでかいと食べ応えがある。

何でも"尼"最初の立ち呑み屋だとか違うとかそうだとか。それに見合った貫禄や風情が有りますな。

酒の吉田屋
住所:兵庫県尼崎市御園町30 立ち呑みマップ
電話:06-6411-5123
営業時間:9:00~22:00、~21:00(土曜祝日)
定休日:日曜
cp6 mf5 re5

------------------読了------------------ 

劒岳〈点の記〉 - 新田次郎 -

新田次郎の小説はかなり読んでいますが、実は、彼の文体は嫌いです。
リズムのない言い回しや、登場する女性に色気がないところが気に食わないのだと思います。
しかし、山好き同士として、山で感じる微妙な感覚が共感できるところがあり、ついつい、読み漁ってしまっています。

そしてのこの作。いつもであれば、誰か死んでもおかしくないのに、誰も死なない展開。悪役的な人物がいるのに中途半端な絡みに終始する。そして紅一点である"葉津よ"の存在感の無さ。ドラマチックな展開は無いが、史実に基づき、淡淡と書き上げられた一作。しかし、だからこその感動が秘められています。彼の作品の中でも、最も良くできたうちのひとつではないかと。

2010年1月3日日曜日

野州手打そば 焼き鳥・から揚げ みよしや@東武宇都宮

予算¥1,150(鳥のからあげ¥400、お通し(お新香)¥200、アサヒスーパードライ中瓶¥550)

宇都宮と云えば餃子、餃子と云えば宇都宮。浜松に日本一を奪われ、むきになって抜き返した宇都宮。ヴィーナス餃子像が壊れる様はまだ記憶に新しい宇都宮。朝定食でも餃子定食な宇都宮。そんな餃子餃子した街宇都宮、なのですが、相変わらずボク好みの店を見付けることができません。
もう、餃子にこだわる必要は無いかな、と思い始めています。

【みよしや赤門通り店】
"みよしや"の名物と云えば、手羽先から中、元、そして胸肉辺りまでが一体一続きとなった、あっさり塩味鶏半身から揚げ。
それを解体しながら脂にまみれた指までしゃぶり尽くす行為は、腹を満たしつつ、原始的な食に対する純粋な欲求をも満足させる面倒臭くも楽しいひとときである。
鶏の半身揚げと云えば、新潟が有名だが、あちらはカレー味、そしてモモ系半身。この"みよしや"のそれとはひと味もふた味も違うが、両手を汚しつつむしゃぶりつく下品さは変わらない。
ガシッと掴んで、ゴリッと捻って、パクッと頬張れば、サクッとした衣の食感に、ジュワッと溢れる肉汁。あとはゴクッとビールを飲み干すべし。

野州手打そば 焼き鳥・から揚げ みよしや赤門通り店
住所:栃木県宇都宮市塙田3-5-24
電話:028-625-3448
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜
cp6 mf6 re6

2010年1月2日土曜日

立ち呑み屋 おかめ@塚本

予算¥2,010(生中(プレミアムモルツ)¥380、角ハイボール(プレーン)¥350、八海山 純米吟醸(120ml?)¥600、明石活タコ¥380、秋サバ味噌煮込み¥300)

ちょっと休憩しましょう、となると、喫茶店よりも立ち呑みな今日この頃です。

【立ち呑み屋 おかめ】
女将がおかめとは、よう言いませんが、そんなところを狙って付けた名前のごとく、店主はふくよかな女性。
最近よく見かける立ち呑みスタイルの居酒屋といった小奇麗さに、そこそこの値付けの豊富なアテで、若干安めの酒を呑ませるスタンスの呑み屋。
大阪は池田の銘酒"呉春"の揃えが非常に良いのは、その伝手がある所為なのだろうか?呑み比べるのも面白そうであったのだが、とりあえずは八海山の純吟を頼む。
正一合であれば安いかな、と思っていたのだが、小さめのグラスが運ばれてきた。うーん、ちょっと残念。

立ち呑み屋 おかめ
住所:大阪府大阪市淀川区塚本2丁目22-8-103 立ち呑みマップ
電話:06-6305-3578
営業時間:15:00~22:00
定休日:日曜祝日
cp5 mf5 re5

------------------読了------------------ 

犬が育てた猫 - 吉行淳之介 -

吉行淳之介のエッセイは苦手だ、と書いたばかりであるが、この作は面白く読むことができた。
それは、その一連の作品の中に"酒中日記"があり、同じく酒呑みであるボクの心を捉えた、とか、前日に立ち呑み屋でひとしきり盛りあがった"カストリ"についての話が挙げられていたとか、そんな要因によるものなのかもしれない。