2008年4月11日金曜日

活州居酒屋 駅前@中央市場

予算¥504(海鮮丼(並)(キハダx3、メバチ、イカ、サバキズシ、タイ、甘エビ、イクラ、味噌汁付)¥504)

明石に行く前に遅めの朝食を摂りに中央市場を目指す。駅前を訪れるのも何年ぶりになるのだろう?

"活州居酒屋 駅前"
昼時には行列を成すこの店も、あまりにも中途半端な時間のため誰もいない。
海鮮丼並を頼む。"豚汁はどうしますか?"と聞かれる。本日のオススメ汁物は豚汁か、要らないな。そう思い断った。
板さんは二人。一人は海鮮丼の用意をし、もう一人は冷凍された肉を薄くスライスしていく。この店で肉料理など有っただろうか?いつも海鮮丼しか頼まないから分からないが、ちょっと疑問に思う。たまにはメニューを見て他の物を頼んでみても良いかもしれない。

貝割れと刻まれたシソの載った酢飯の上に刺身が並ぶ。質は良いとは云えないが、何より安くて新鮮だ。"三洋"無き今となっては、手軽に海鮮丼を楽しめるのはココぐらいであろう。

活州居酒屋 駅前 中央市場店
住所:神戸市兵庫区中之島2-1-2中央市場内 海鮮マップ
電話:078-671-0045
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
公式サイト

2008年4月10日木曜日

骨付鳥 鳥源@高松港

予算¥2,625(骨付鳥 親、サラダ、付出(関東煮(玉子、大根、平天))、サントリーモルツ大瓶、生大)

香川、この地を訪れたからには"うどん"と"鳥足"、これを外すわけにはいかない。

"骨付鳥 鳥源"
"かみごたえあり"と但し書きが付いた"親"を頼む。それと生。中は無いらしく大と小の文字が並ぶ。そこで仕方なくの"大"。メニューに値段が書かれていないのがちょっと不安ではあるが、ぼられる事は無いだろう(根拠はないが、においのようなモノか?)
"付出です"とごっそりと練り芥子の載せられた関東煮が出てくる。先ほどの"うどん"が腹に応えているわけだが、初訪の店で断るなんて無粋なことは出来ない。

オーブンでじっくりと焼かれる鳥足を眺めながら大ジョッキを傾ける。残すわけにもいかず、しゅんだ大根をつまみ、ビールで流し込む。そんなことを繰り返す内に満腹中枢は刺激され続け、視床下部は何やら分からんホルモンを垂れ流していた。
"野菜は好き?"女将さんから声をかけられる。
"えぇ、好きです"何とはなしに答える。"食べる"か、"食べない"かで聞かれたらもちろん"食べない"と答える。初訪の店で断るなんて無粋なことでも断る。しかし、"好き"か、"嫌い"かで聞かれたら"好き"だと答える。
"ちょっと食べてみて、感想を聞かせて貰える?"
カウンターには更にサラダが並んだ。幾ら腹が苦しいといっても、出されてしまっては、初訪の店で断るなんて(略。
トマトやレタスの上に細かく砕かれた胡桃がちりばめられている。ドレッシングは柑橘系の酸味が感じられる胡麻風味のモノ。
"お客さんからサラダは無いの?ってよく聞かれるからメニューに載せようと思って"ということだ。ドレッシングは三種類のブレンド。ちょっとアレンジを加えて自分でも作ってみたい、そんなヒントを与えられた。

そんな遣り取りをしている内にいよいよお待ちかねの骨付鳥。全て一鶴との比較で書かせて貰えば、かみごたえあり、脂は程良く落ち、ガーリックと黒胡椒と塩というシンプルな味付けで鳥の旨味が味わえる、こんな感じか。
店毎に色々な違いがあり面白い。讃岐うどんのように何軒もハシゴをするというわけにはいかないのが残念だ。次は是非とも讃岐コーチンの鳥足を試してみたい。

骨付鳥 鳥源
住所:香川県高松市北浜町11-25 焼鳥マップ
電話:087-851-2357
営業時間:16:00~22:00
定休日:第1、3日曜
骨付鳥 旨い店 MAP

2008年4月8日火曜日

ぐいぐい酒場 樫本@新在家

予算¥1,200(キリンラガー大瓶、小鼓純米吟醸(180ml)¥350、湯豆腐、げその煮揚)

イモウトさんとモトカノさんが呑みに行くという。
ここぞとばかりに焼鳥でもと出かけた訳だが、イヤ、やはり取り残された者には寂しく立ち呑み屋で一人酒が似合うか?と思い直した。

"ぐいぐい酒場 樫本"
ガラス戸の向こうにはポツリポツリと立ち呑み用のテーブルが点在し、コの字型のカウンター奥では湯豆腐の鍋が湯気を上げる。そんな立ち呑み屋としては珍しいオオバコ、"樫本"。
カウンターに着くと"湯豆腐あるよ"と声が掛かる。壁に貼られたメニューを一通り吟味し、やはり湯豆腐と瓶ビールを頼んだ。刻み葱に鰹節、醤油とポン酢の風味が香るタレ、湯豆腐の温かさが心に染み入る。
次々に訪れる客。"いらっしゃい"の替わりに掛けられる"湯豆腐あるよ"の声。長い月日によって築き上げられた空気。何とも心地よい。
そんな素敵なこの店も改装のため一度閉店するという。果たしてどの様な店に生まれ変わるのだろうか?

ぐいぐい酒場 樫本
住所:神戸市灘区浜田町3-3-10 立ち呑みマップ
電話:078-851-6417
営業時間:~21:00
定休日:土、日曜(4月25日から改装のため閉店、6月頃再開予定)

2008年4月5日土曜日

活魚問屋 海寳@古高松

予算¥950(天然えびの天丼¥950(天丼(えびx2、かぼちゃ、サツマイモ、ブロッコリー、シソ)、小鉢、ワカメの味噌汁、サラダ、香の物)

時間を持て余し、ぶらつくなか見付けた"ふれあい市場"(古高松店 087-841-1606)。知らない土地を訪れたとき、こんな市場や地元のスーパーを覗く。そして見慣れぬ野菜や魚介、お総菜などを見て回るのが好きだ。
今回は、山くらげ(¥90)、つくし(¥80)、フェンネル(¥50)を購入する。"おにぎり"で悪名高き"まんば"も見ることが出来、中々に充実した時間。そんな時を過ごす内にもう間もなく開店する時間となっていた。

"活魚問屋 海寳"
メニューに並ぶ魅力的な料理の数々。その中から一日10人前限定という天然えびの天丼を頼んだ。
窓からは眼下に小さな池、遠くには屋島を望む。店の前には志度街道、JR高徳線が走るだけ、そんなノンビリとした時間が流れる中、店主が好きだという座右の銘を集めたスクラップブックをペラペラとめくっていた。
程なくして運ばれてきた天丼。先ず目を惹くのが丼からはみ出した二尾のえび天。そのあまりの大きさにどないして食べようか、と迷うのだが先ずはシッポからかぶりつく。食べても食べてもプリプリの身が続く。添えられた手書きのミソの食べ方。しかし、そんなもどかしい事はせずに殻ごとかぶりついた。甘辛い天丼のタレに少し油ぎれの悪い衣。天つゆに浸けて食べるのも違う風味が楽しめて又良かった。
エビの豪華さはあるものの、値段、料理の仕上がりなどは如何にもB級然とした感じが好きだ。日本一の天丼もあるが、この"天然えびの天丼"で十分えびを堪能できる。神戸でこの天丼を食べようと思ったなら倍は出さなければならないのではないだろうか?

活魚問屋 海寳(かいほう)
住所:香川県高松市高松町字津ノ村2028 海鮮マップ
電話:087-841-6969
営業時間:11:30~13:30、17:00~23:00
定休日:月曜
グルメぴあ

2008年4月3日木曜日

讃州うどんの郷 かな泉@高松

予算¥280(かけうどん(小)¥160、えび天¥120)

緑を通し柔らかな日が差す公園沿いの道。子供の手を引く母親の姿に目を惹かれた。香川出身の彼女、その姿に面影が似ていたからだ。
すれ違いざまに顔に目を遣る。すっとうつむき加減に目を逸らされた。そんな仕草まで彼女のそれに似ていて。

"讃州うどんの郷 かな泉"
そのコに最後にあったのはまだ学生だった頃。突然かかってきた電話。神戸まで行くから逢えないかという。
食事、プラネタリウム、遊園地、そんな時間を共に過ごした。

別れ際、"最近何してるの?"彼女が尋ねる。
"朝から晩まで実験。まだ学生だからね"俺が答える。
"そうだったね"少し寂しげな笑みを浮かべ、ふっと目を伏せた。

"一ヶ月後また来るから"

クリスマスの日に交わしたそんな約束は震災により叶えられる事はなかった。
それから数年後、風の噂に彼女が結婚し、子供も生まれたと聞いた。

かな泉へ入り、かけうどんを頼む。それにえび天を載せて。茹で置かれた麺は柔らかく、いりこが香らないダシは少し辛かった。
いつだって香川の饂飩は俺を少しだけ感傷的にさせる。

讃州うどんの郷 かな泉 紺屋町店(かないずみ)
住所:香川県高松市紺屋町9-3 饂飩マップ
電話:087-822-0123
営業時間:9:30~17:30
定休日:無休(正月除)
公式サイト