2009年1月30日金曜日

通い船@骨董通り

予算¥1,930?(シーカーサーハイ¥550、宮の華¥680?、おでん(テビチ¥450、デーク¥250))

久しぶりにジュンさんと呑みに出かけたっす。

"通い船"
ウ○ミさんの沖縄好きが高じて、始められたお店、ですよね。
ここは、金土のみの営業と時間が限られている上に、満席のことが多く、訪れる機会を逃しまくっています。案の定、この日も満席で、他で時間を潰してからの訪れとなりました。

まずはシーカーサーハイとテビチ(豚足)から始めます。トロトロでプルプルの出しがよくしゅんだ大振りなテビチ、美味いっす。
"クーブ(昆布)にデーク(大根)って何?"と聞き、デークを追加。これもまたでかい、その厚みは5cm以上あるのではないでしょうか。程良く柔らかく、クーブとテビチの旨味がたっぷりと浸みています。

そして沖縄の酒といえば泡盛。せっかく沖縄料理を食べに来たからには、これも頼まないわけにはいかないでしょう。とはいえ、泡盛の黒麹による独特の香りがあまり好きではないのです。アイカタさんから土産で泡盛を貰うことがありますが、半分はコーレーグースにしてしまっているのではないか?というくらい好きではないのです。
そこで、あまり癖のないヤツを、と頼みました。で、出てきたのは"宮の華"。25度と低めで、香りも弱く、これに氷とシークァーサーを搾り入れれば、あっさりと呑みやすい口当たりになります。

心地よく酔いが廻った頃、カウンターの隅からは三線を爪弾く音が響いてきました。そしてそれに島唄も加え、灘の夜は更けていきます。

楽しーなー 行きてーなー 沖縄。バイクにテント積んで。三日は居てーなー。

沖縄おでんと島野菜の店 通い船(かゆいぶに)
住所:神戸市灘区篠原南町7-1-18 居酒屋マップ
電話:080-5300-6677
営業時間:18:30~LAST
定休日:日~木曜
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傾いた喫茶店 レードルの"アレ"@通い船
レードルの甘辛カレー@通い船
2周年@通い船

宮の華
公式サイト

2009年1月29日木曜日

麺工房 丸屋@磐田

予算¥800(ミニぶた丼セット¥800)

磐田は町おこしとして"おもろカレー"なる新名物料理を開発したわけで、その"おもろ"とは豚足のことなそうで、豚足もカレーも好きな私としましては一度食べてみたかったものの、適当な店が休みだった事により、ラーメンとなってしまいました。

"麺工房 丸屋"
磐田駅北東部、再開発中といった地域の一角にあります。
真新しく綺麗な造りの店ではありますが、昔ながらの中華そば らしい素朴なラーメンを出します。それもそのはず、もともとは"丸屋 そば店"という店名で営んでおり、40年変わらぬ味とのことです。

ここの麺は、自家製麺で黄色みを帯びた中細ストレート麺。小麦の風味があり、つるっとした食感で非常においしい。トッピングは海苔、ナルト、シナチク、煮豚チャーシューに刻みネギとこれもオーソドックス。
スープはいかにも中華そば、といった感じの鶏ガラ魚介系スープ。しかし、ちょっと醤油の風味が強く、辛めなのが残念です。

セットのぶた丼は、拍子切りされた豚バラを甘辛ニンニク醤油で炒め?、刻み海苔、ネギと共に盛りつけたものです。かなり甘めで、添えられた練り芥子がないと飽きます。食感もパサついたので、しっとりした感じに仕上げてあれば、もっと美味しかったと思います。

麺工房 丸屋
住所:静岡県磐田市二之宮1730-6 ラーメンマップ
電話:0538-32-6856
営業時間:11:00~14:30 17:30~21:30
定休日:火曜 第3水曜
公式?blog
cp5 mf6 re6

2009年1月27日火曜日

ラムラム

今朝、イモウトさんの愛猫ラムラムが永眠につきました。

メールを貰ったときには、もう、全然実感が湧かなくて、そうか、もう逢えないのか、くらいにしか思わなかったわけですが、メールを返信していると、涙と鼻水が止まらなくなりました。

彼は、アメリカ住みなもので、あまり長いこと一緒に過ごしたわけではないのですが、おデブで重たいクセに上に乗り、眠りを妨害することや、機嫌の悪いときには、近くを通りかかるだけでうなり声をあげ、怒りまくることや、ウンコの切れが悪く、人の本の上にそれを落としていくことなどと、迷惑な思い出だけは盛りだくさん。それなのに、もう逢えないかと思うと。。

すみません、今日はもうこれ以上書けません。

2009年1月25日日曜日

Domaine Robert Arnoux CHAMBOLLE-MUSIGNY 2004

750ml 13%vol BOURGOGNE
品種:Pinot Noir 100%
オトウトさんのお土産

オトウトさんは、ヨーロッパに行くと、ロッケタエンもワインを買って帰り、年間ナナケタエンはワインを飲んでいるのでは、という自分でも認めているワインバカ、なワケですが、そのオトウトさんのお気に入りがこの"ドメーヌ ロベール アルヌー"です。
これは生産者の名前で、あちこちに畑を持っていて、"シャンボール・ミュジニー"というのが産地の名前で、これを飲むと次のワインがなかなか無いんだよね、みんな負けてしまって。等と色々なウンチクを聞いたような気がしますが、酔っぱらっていたのでよく覚えていません。
確かにシルキーで滑らかなタンニンに、しっかりとしたフレーバーと舌触りだとは思うのですが、上品すぎて物足りなさを感じます。やはりブルゴーニュはあまり好みではないのかも?貧乏舌でスミマセン。

結局、アルコールが入っていればなんでも宜しい、というとこに行き着いてしまいますね。
今日も立ち呑み屋で、キクマサ二合に粕汁、しめて650円で幸せになっているような、安上がりな人間なもので。

■Domaine Robert Arnoux
CHAMBOLLE-MUSIGNY 2004

APPELLATION CHAMBOLLE-MUSIGNY
CONTROLEE
MIS EN BOUTEILLE AU DOMAINE
PRODUCT OF FRANCE
2004 RECOLTE
GRAND VIN DE BOURGOGNE

2009年1月24日土曜日

とんかつ いろは@青木

予算¥650(カツ丼¥650(カツ丼、味噌汁、漬物))

いろは精肉店の直営です。震災前は甲南町にもありましたが、今はココだけです。

"とんかつ いろは"
値上げによりお得感は減ってしまいましたが、肉質は値段の割りに良いです。薄めの味付も好みに合います。
ただ、その調理が。。

甘め薄味の割下というよりは汁でもって、ご飯がお茶漬けのように汁ダクダクの衣フニャフニャです。
私は、とじは煮込みではなく大阪風に後載せが好みなので、好みからは外れます。定食を頼んだ方が良かったのかもしれません。

後日、オータくんから、この並びの"青木園"や"いそ"も美味い、と教えてもらったので、そのうちこの辺りも開拓してみたいと思います。

とんかつ いろは
住所:神戸市東灘区北青木3-13-2 かつ丼マップ
電話:078-452-1680
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜
公式サイト
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2009年1月22日木曜日

信濃路(とまとの里)@阿波座

予算¥0(おごり)(宝天麺 並¥840)

本日、イチハチマルマル時に於いて、ミナミのガンダムbarを襲撃予定であったワケだが、京都方面部隊の戦線膠着により、オク二等兵の合流が間に合わないという連絡を受け、作戦変更と相成った。

"信濃路"
キタにてホルモンうどんか、本町のトマトラーメンを食べに行きませんか?とのお誘いがあり、そのどちらも魅力的であったので、マメさんのおまかせとする事になった。
そしてのトマトラーメン。
トマトスープのラーメンというと、先ず頭に思い浮かぶのは、"プノンペンそば"である。
というか、私にとっての至高であり、究極のラーメンというのは、その"プノンペンそば"を於いて他にはない。あれがラーメンであるというのであれば、だが。そこでは麺はあくまでもオマケに過ぎず、麺抜きというものまで存在する。あくまでも、そのスープを味わう料理であるが故だ。
そして、ここ、信濃路に於いても、あくまでも麺はオマケであり、主役はスープといった感じであった。麺は加水率は低めのストレート細麺。それは取り立てて美味しいといったものではない。だが、そのスープは中々のもの、トマトとニンニクの旨味に唐辛子の辛味、そして具材はセロリやシロナに豚肉。そこまでの味、見た目共に"プノンペンそば"によく似ていた。
しかし、それもプノンペンに及ぶ味ではない。
プノンペンは私にとってそれほど特別な店である。私がアメリカで死刑の執行を受けることになって、最後の食事に選ぶのは、その"プノンペンそば"かもしれないというほどの、ヴェルタースオリジナルな存在である。
そのプノンペンに幾度となく足を運んでいる割に、一度もblogに上げていないのは、取って置きの店というのは、こう、少しでもその良さをみんなに解って貰いたい、と思い、力を入れて書き始めるのだが、ダメだ、こんなのでは、何も伝わりはしない、と。
"ぜんっぜん気持ち伝わってこない!もう1回!"と、何度も何度も繰り返し、書き直しはするのだが、あぁ、俺ってやっぱり思いを言葉で伝えるがヘタクソだなぁ、と思うばかりで、納得いく文とはほど遠いものばかりになってしまう。
"はい今死んだ!今君の文章死んだよ!"と全て消し、書き直す。そんな無為な行為を繰り返し、モチベーションは低下し、思いだけが先走ったつまらないものにしか仕上がらない。そして、日々おざなりな文章の山を積み上げていく。

あぁ、早くまともな表現の出来るにんげんになりたーい。

信濃路(とまとの里)
住所:大阪市西区靱本町3-7-1 ラーメンマップ
電話:06-6441-9751
営業時間:11:30~13:20 17:30~21:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:日曜 第3月曜
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2009年1月20日火曜日

丸眞正宗 特別純米 しぼりたて

赤羽の酒屋にて購入 720ml¥1,500

赤羽をブラブラしていて目に付いた、地酒の揃えの良さそうな一軒の酒屋。水戸の渡舟が無いかと立ち寄ったのだが、目当てのものは見付けられず、代わりに赤羽の地酒を選んだ。
その酒瓶を持って行くと、丸眞正宗なら新酒がありますよ、とのことなので、そちらを買い求めることにした。

この丸眞正宗を出す小山酒造は、"酒まくら舌の旅"(岳 真也 著)によると、東京23区内唯一の酒蔵らしい。
その飲み口は出羽桜にも似た花のような香りと、柑橘系のすっきりとした酸味を持つ女酒。多少のアルコールの刺激はあるものの、後から微かな甘みが立ち、すっきりとした水のような後口となる。
出羽桜に比べると味わいは物足りなさを感じさせるが、懐石などのあっさりとした料理には併せやすいのではなかろうか。

清水屋 (有)玉置商店
住所:東京都北区赤羽1-42-11ミツワハイツ1F
電話:03-3901-3732
FAX:03-3902-8932
営業時間:10:00~24:00 17:00~24:00(火曜)
公式サイト

■小山酒造株式会社
住所:東京都北区岩淵町26-10
電話:03-3902-3451
FAX:03-3902-3453
e-mail:info@koyamashuzo.co.jp

丸眞正宗 特別純米 しぼりたて
720ml¥1,500
純米吟醸
精米歩合:60%
alc:15~16%
公式サイト

2009年1月19日月曜日

チンチンラーメン 餃子 三陽@桜木町

予算¥1,650(サッポロ大瓶¥550、餃子(7ヶ)¥400、チンチン麺¥700、お通し(バクダン))

いつでも捜していた、桜木町です。
もちろん、こんなとこに来るはずもない、桜木町です。
あの歌が流行って以来、訪れる度にちょっと切なくなる桜木町を二年ぶりに訪れました。

"チンチンラーメン 餃子 三陽"
"ハイ、オニーサン、ドウゾー。オク、アイテルヨー"との呼びかけに引かれ、奥へと歩みを進めた。
"ハイ、ニモツ、カベニカケテネー"
"オニーサン、ハジメテ?マズハ、ギョーザトビールネー"
と、席に着くなり掛けられたその声を無視してメニューを見ていると

"ギョーザトビール、オススメネー"と更に薦めてくる。
さらにそのまま黙っていると

"ギョーザトビール、ドウデスカー"と繰り返す。
"それじゃあ、餃子とビール"と、なんだか頼んだら負けかな、と思っていたのだけど、負けてしまっていた。もちろん最初からそれを頼む気ではいたのだが、ここまで露骨に薦められると、元来、天の邪鬼な質故、反発してしまい、何となく納得がいかなかった。

そんなこんなで、ちょっとモヤモヤした気分で始まったわけだが、先に出されたバクダン(というらしい、揚げニンニクを甘辛く味付けしたもの)が美味く、そんなことは忘れて楽しくなっていた。
そして運ばれてくる"毛沢東もビックリの餃子"。
それは土佐の屋台安兵衛に似た系統の餃子だ。野菜の食感と風味が生かされ、ニンニクが効いている。美味しいのだが、確かにこれも美味しいのだが、やはり"安兵衛"同様、私の好みとはちょっと違う。焼き油が多めなのも病み上がりの胃腸にはちょっと辛かった。
この時点で満腹中枢は刺激されていたのだが、せっかく来たのだから、と、"楊貴妃も腰抜かすギャルのアイドルチンチン麺(塩味)"を追加した。これは頼むかどうか、相当迷った挙げ句の注文だった。だが結果的にはコレが失敗だったわけだが。

体調の悪さ故、餃子を食べ進めることも億劫になり、ビールの苦さも妙に舌に障る。食事に集中することが出来なくなり、周りの喧噪がやけに気に掛かりだしていた。

入り口に視線を向けると、サラリーマン風の三人が外のテーブルに案内されている。
"トリアエズ、ビール二本トギョーザ二人マエネ?アト、ネギイタメト、ナンニスル?メンタベル?チンメンスル?"
"ハイ、コチラサン、オススメドオリネー"と好き勝手に決められていく。

そして、カウンターの隅では、スーツ姿の中年が少々飲み過ぎといった態で、
"チョメチョメのハーフは出来ないの?"
"デキナイネー"
"チョメチョメのハーフは出来ない?出来ない!?一杯は食べられないんだけどなー"
"ダメネー"
"ハーフ無理なの?食べたいんだけどなー"
"ムリネー"
という遣り取りが繰り返されていた。

そんな中、運ばれてきたチンメン。それは、太めの多加水ストレート麺が一玉半ほどはあるか?そして、その上にたっぷりの玉葱、たっぷりのニラにモヤシ控えめ、ニンジン、豚肉チョビッと気持ちだけ加えました、のニンニク塩味のスープ。そして更にオイルきつめ。病み上がり、風邪上がりなため、鼻が効かないので、ハッキリとはしないが、ニンニクたっぷりの味、だったと思う。あくまでもニオイは分からなかったのでタブン。そして、予想以上に多めの量。健康体であれば楽勝?だったかもしれないが、病み上がり、風邪上がり、腹下し中のこの身体にはやはり辛かった。
それでも残すのは失礼だと、取り敢えず麺だけでもと、スープから顔を出している量だけでもと、必死に腹に詰め込んでいった。

もう、欲しいものなどありません。
お腹いっぱいです。

次は体調万全の時に、"ジンギスハーンもいきり立つぼくちゃんのアイドルチョメチョメ麺(塩味)"でいきり立ってみたいと思います。

チンチンラーメン 餃子 三陽(さんよう)
住所:神奈川県横浜市中区野毛町1-38 中華マップ
電話:045-231-0943
営業時間:11:30~23:30 11:30~22:30(日祝)
定休日:木曜
公式サイト
cp6 mf6 re6


チョメチョメといえば山城新伍ですよね

2009年1月18日日曜日

武内食堂@JR高松

予算¥700(かしわバター丼¥700(香の物、味噌汁付))

どうせ開いていないんだよな( ゚д゚)、ペッ、と思いつつも、そのことを確認するためだけに店の前を通る。
すると何故か開いている窓、そして扉の横に置かれた営業中の看板。それを見ても信じられない気持ちのまま、恐る恐る扉を開けた。

"武内食堂"
黒板に書かれたメニューは、焼肉丼とかしわバター丼の二種類だけで、共に700円。定休日の変更と併せて値上げしたのだろうか?
そして頼んだのは、もちろん、名物の"かしわバター丼"だ。おそらく、ここでしか味わうことの出来ない味、それを食べてみたくて、高松に来る度に足を運んでいたのだから。

それが運ばれてきたとき、まず、しまったな、と思った。それは想像以上の量だったからだ。ラーメン鉢ほどの大きさの丼に、優に一合を超えるご飯の量、その上に味海苔を重ね、バターで炒めたかしわを、これでもか、と積み上げ、浅葱を散らす。
そのかしわは、ちょっと臭みを感じはしたものの、炒め具合が良いのか、もっちりした食感でそう悪くはない。
味付けは、ニンニクと醤油で甘辛く炒めたもので、ピリッとした胡椒の風味がアクセントになっており、バター(マーガリン)のしつこさはあまり感じず、意外と食べやすいものだった。
ただ、味が濃すぎるのと、流石にこの量では飽きてくる。この半分の量で¥500くらいなら嬉しいのだが。

この武内食堂のかしわバター丼を食べてしまうと、"うどんは別腹です"という人や、"いえいえ、うどんは飲み物なので"という方や、"デブをお召し上がりになられてはいかがでしょうか?ピザ様"なピザ以外はうどんを食べることが出来なくなってしまうので注意が必要だ。
とはいえ、鶏好きなら一度は試しておきたいところ、二度目は要りませんが。

武内食堂(たけうちしょくどう)
住所:香川県高松市錦町1-11-13 親子丼マップ
営業時間:11:30~22:00
定休日:日曜
公式サイト
cp6 mf6 re6

2009年1月16日金曜日

奥州のおっほー

一関駅前の酒屋にて購入 四合¥1,200

中尊寺金色堂の山号より戴いた"関山"の名で知られる両磐酒造さんの濁酒。正確には"どぶろく"と言った方が良いのかもしれない。
私は濁りはあまり好むところではないのだが、敢えてこの酒を買い求めた理由は、オヤジさんの好きな梟の名を冠している事と、その米の粒を豊かに湛えた澱と、肩までしか満たされていない酒の量に手作りっぽい何とも言えない味わいのようなものを感じたからに他ならない。

それを
"蓋に穴が開いているので横にしないでくださいね"
との注意を受け、恐る恐る家まで運ぶ事となった。

その蓋を押さえ、澱と上澄みを混ぜ合わせる。
ゆっくりとグラスに注がれた酒面?にプクプクと浮かび上がる炭酸の泡に、確かに其処に息づく酵母の息吹を感じた。
そしてその味わいたるや、舌先に拡がる心地よい酸味と爽やかな香り。そして濁り特有の雑味のある荒々しいコクと甘み。今回買い求め持ち帰った三種の日本酒の内、コレが最も美味しく、味わい豊かだったのは予想外の驚きである。

■両磐酒造株式会社
杜氏:高橋康
住所:岩手県一関市末広一丁目8番23号
電話:0191-23-3392
FAX:0191-23-3391
e-mail: kanzan@nnet.ne.jp

奥州のおっほー
一升(1,600ml)¥1,850 四合¥1,200
どぶろく(米・米麹・醸造アルコール)
原料米:岩手県産米100%
酸度:1.5~1.6
alc:12%
公式サイト

2009年1月15日木曜日

ぬこ様@マンボウ

予算¥1,200(ドッグズノーズ¥700、太陽長期熟成十二年古酒特別純米¥500)

新年の御挨拶に。

"Curry Cocktail マンボウ"
この日はご婦人方五名ばかりの日で、男は私ひとり。
で、だらだらと会話を楽しむ内に、いつもの招き猫さんが現れました。
いやぁ、いつもながらの美形っぷりですが、エサを貰ってもいつも通りの愛想ナシです。

ちなみに、ここでは太陽をウエオカさんのご厚意により安く飲めます。ここより安い店は中中無いと思われます。今回に於いては大分量は減りましたが、それでも五勺ほどでこの値段です。前は一合近くありましたが。。

Curry Cocktail マンボウ
住所:神戸市灘区篠原南町7丁目2-15 Barマップ
電話:078-871-2969
営業時間:9:00~15:00、19:00~24:00
定休日:無休
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Live&cafe マンボウ@篠原
Curry Cocktail マンボウ@篠原
OZZY@将軍通
サカナイト@OZZY

■太陽酒造株式会社
住所:兵庫県明石市大久保町江井島789
電話:078-946-1153
FAX:078-947-1434
e-mail:akashitaiyo@image.ocn.ne.jp
公式サイト

十二年熟成古酒 純米無濾過原酒 太陽
1,800ml ¥3,000 720ml¥1,500
長期熟成純米吟醸無濾過原酒
原料米:播州産山田錦
日本酒度:+2
酸度:2.1
alc:19%以上

2009年1月14日水曜日

cafe TOCHKA@大元

予算¥580(ラムチャイ¥580)

久しぶりに岡山でちゃーしばきます。

"cafe TOCHKA"
作業場を改造しました、といった外観に、手作り感溢れる内装。
そこのレトロな椅子に、安っぽいソファー、昔の美容院の椅子、といった雑多な席が並ぶ中から、お好みの場所を選んで座ります。
奥には個室が設けられているようで、その隠れ家的要素満載なトコロや、秘密基地感溢れまくりなトコロも素敵です。
チャイもラムの甘い香りとミルクの優しい味が、また、ささくれ立った気持ちを解きほぐしていってくれます。すこし薄かったですが、まぁ、カフェとしたら十分美味しいと云えるでしょう。
常連さんが頼んでいたオムライスも美味しそうで、今度はそれも頼んでみたいかと。

あまり時間も無かったのですが、あまりの居心地の良さに、一時間ほどノンビリとした時を過ごさせていただきました。
でもやっぱりこんな店はひとりで訪れるのではなく、カノジョさんとゆるゆるするのが良いですね。

cafe TOCHKA(カフェトーチカ)
住所:岡山県岡山市大元駅前3-20 喫茶マップ
電話:086-236-0315
営業時間:12:00~24:30(火~土曜) 12:00~20:00(日曜)
定休日:月曜
公式blog

2009年1月13日火曜日

焼豚 米山@赤羽

予算¥1,390(ホッピー¥450、シロ、ガツ¥110(各二串)、あっさり煮込み¥500)

赤羽をブラブラと歩いていて気になったお店"米山"。
そこは、いつのものか判らないほど古びた看板を掲げた一軒家といった外観で有るというのに、この寒空の中、その席の空きを待ちわびる人々が列を成していた。こんな煤けた店に誰が好き好んで入るというのであろうか?(反語)

"焼豚 米山"
偶偶、客が出て行くところに出会し、カウンターの隅にひとつだけ空きが出来ていた。
周りのどっかりと腰を据えた客は皆、常連といった風。ここにはこの店なりの礼儀がありそうなので、他の客を観察しながらそろっと席へと着いた。
"(今年は)今日で終わりなんで、シロとガツしか無いですよ、あと、一品はこれね"
と壁に張り残されたメニューを示す。
あまり気負わずとも良さそうな、東京にしては愛想の良い主人(偏見)
ここでまず頼んだのは"ホッピー"。
シャリシャリに凍った物体を小さめの容器で一杯、二杯とジョッキに加えていく。一瞬、???と頭を過ぎるが、それと共に差し出されたホッピーの瓶により、ああ、これは凍らせた焼酎なのか、と明らかにされた。この様な飲み方が関東での流儀なのであろうか?時間を掛けて呑んだとしても薄まる事がないので、これはこれで中中良い呑み方といえる。自分で造る場合もマネをしてみたいと思わされた。

それに頼むアテといえば当然残された"シロとガツ"を塩で。あとは煮込みを頼んだ。
豚のモツというと、どうも臭いイメージがあったのだが、ここのものは新鮮そのもので、それが全くなく、ネットリとした脂の甘みにコリコリとした歯応え、豚モツとはこんなにも美味しいものなのかと思い知らされた。
それにもまして美味しかったのが、煮込みである。ショウガの効いた鰹出汁で煮込まれたコンニャクとシロに刻みネギのトッピング。それにたっぷりの一味を振りかけて食べることの美味いこと。

私は、基本的には並んでまで呑み喰いすることはないので、満席であったのなら諦めますが、ブラリと前を通りかかり、偶然カウンターの片隅が空いていたなら、必ず寄ります。寄らせていただきます。この店に立ち寄るためだけに赤羽を訪れさせていただきます。

焼豚 米山(やきとん よねやま)
住所:東京都北区赤羽1-64-7 肉料理マップ
電話:03-3901-7350
営業時間:18:15~24:00
定休日:日曜祝日
cp7 mf7 re7

2009年1月11日日曜日

LAURELLO CABERNET SAUVIGNON

750ml 12.5%vol AMERICA
品種:CABERNET SAUVIGNON
イモウトさんのお土産

そのテーブルワインのようなデザインのエチケット、そしてアメリカワインということもあって、全く期待していませんでした。ヴィンテージも入っていませんし。
裏のラベルによると2005年と2006年のブレンドということでした。
しかし、グラスに注ぐと褐色を帯びた紫という中中に良い色合いをしております。そしてアロマ、フレーバーも共に熟成された味わいがあります。ちょっとざらついた粗めのタンニンではありますが、深いカシス香とも相まって、旨いです。
いやぁ、オハイオワインもバカに出来ませんね。
家にはまだ、LAURELLOのメルロー他のヤツがあるのでこちらも楽しみです。

併せて飲んだ"FERRANTE Riesling 2007"
オハイオのみの販売ということです。
こちらはステレオタイプのオハイオワインといった感じ。まさに、いつも通りのオハイオワインです。あっさりと呑みやすい味ではありますが、個性には乏しいですね。

■LAURELLO CABERNET SAUVIGNON
Produced & Bottled By LAURELLO VINEYARD,GENEVA,OHIO

This wine is a vertical blend of our '05&'06 vintages.The grapes were harvested from South Ridge Vineyard,Conneaut,Ohio and Fox Hollow Vineyards,Grand River Valley,Ohio.Subtle oak,intense dark cherry and a memorable finish highlight this wounderful expression of Ohio viticulture.Enjoy this wine with any meat or cheese dishes.

■FERRANTE Riesling 2007
since 1937
AMERICAN RIESLING
OUR RIESLING IS MEDIUM DRY.COLD FERMENTED TO RETAIN FRUITY AROMAS AND FLAVORS.
FOR SALE IN OHIO ONLY
ALC12%BY VOL.

PRODUCED AND BOTTLED BY FERRANTE WINE FARM,INC.
HARPERSFIELD TOWNSHIP,GENEVA,OHIO
440-466-8466
visit us at www.ferrantewinery.com

2009年1月10日土曜日

たこ好@JR芦屋

予算¥750(親子丼¥750)

小さいながらも芦屋という街には、足を運びたくなる名店が幾つかあります。

"たこ好"
昼時は混むので外していったのですが、それでも満席。少し待たされました。

この店の一番人気は親子丼。
甘みが強くて出しの効いた割り下を、卵に含ませながらフワフワに仕上げ、青葱の香り漂うという京都風の一品。黄身は生生が好きなのに、という方には黄身割入(¥800)も用意されています。
鶏というと、やたらと歯応えのあるものを有難がる風潮がありますが(そんなことだから"ひね"を"地鶏"だ、などと騙される訳ですが)、ここのものは柔らかくモチモチとした食感のモモ肉を、薄くスライスして使っています。

うどん屋の親子丼は、出しは良いのだが、肝心の卵や鶏の質が良くないというのが多いのですが、ここでのはそんな心配はありません。鶏、卵はおろか、柚子の香り漂う七味、沢庵の一枚一枚まで良いモノを使っています。

個人的な好みから言わせて貰うと、ご飯柔らかすぎ、割り下甘すぎ、汁ダクすぎ、全体的に量も少ない、といった不満はありますが、素材が良いだけに美味しいです。

たこ好
住所:兵庫県芦屋市船戸町1-25 親子丼マップ
電話:0797-22-3094
営業時間:11:00~16:00
定休日:水曜
cp6 mf7 re7

2009年1月9日金曜日

聖法山観音寺

大社之瀧の禊行場へと続く鳥居の横を上ると、観音寺境内案内の看板が目に付く。そこにある観音延命の水の文字に惹かれ、当初寄る予定ではなかった観音寺に立ち寄ることにした。

暗峠へと続く坂を離れ、谷間を流れる沢筋に沿って立ち並ぶ伽藍へと歩みを向ける。その位置関係からして、禊行場はここの境内にあるのであろう。
本堂を参拝し、続いて奥の不動堂へと向かう。不動堂横に流れ落ちる一筋の滝。これが霊水天竜の瀧であろうか。そこには囲いもなく、禊ぎに用いるといった風ではない。大社之瀧はもっと下方の沢近くにあるのであろう。

ウォーターボトルを水で満たし、再び本堂前に差し掛かったとき、朱印の文字に気が付いた。折角なので戴いていこうと、呼び鈴を鳴らす。程なくして大黒さんが顔を出す。朱印を待つ間、御堂に上がり、観音様に手を合わせる。
朱印料を納めようとすると、戴いておりません、とのことなので、気持ちだけ浄財し、寺を後にした。

聖法山観音寺
所在地:大阪府東大阪市東豊浦町1219-1 仏閣マップ
電話:072-981-4577
宗派:真言宗醍醐派
本尊:聖観世音菩薩
朱印:お気持ち

御詠歌:
あおげつきすむ のりのみね
ぼさつはだいじの ゑみたたえ
あまねくかんろの もんをあけ
すくいのみてを のべたまう

だいひのひかり あおぎつつ
あわすもろてに ふくかぜは
ふだらくかいの たきのおと
せっしゅうふしゃの ひびきあり

さんがいるてんの われわれを
もらさですくい みちびきて
くらがりとうげ こゑたまう
なむやだいじの かんぜおん

観音寺境内御案内
◇本堂
十一面観世音菩薩
聖観世音菩薩
弘法大師
鎮宅霊符神
◇不動堂
大日大聖不動明王
水子地蔵尊
十三佛
三面佛
日吉大神
大黒天
木魚石
白竜大神
霊水天竜の瀧
観音延命の水(天然ミネラル水)

土地の由縁
 当寺は生駒山中腹に位置し、境内には豊浦川が流れ、
平行して旧奈良街道がある。昔は江戸期の俳人・文人
や中村代官、さらには諸大名が休憩した茶屋跡があり、
その茶屋跡の傍にどしんと居座っているのが木魚石。
昔子供にお乳を飲ませる頃になるとこの石から木魚の
鳴る音がしたと云う。
 当寺の木魚石とこの街道下に蜘蛛石、長持石という
巨石があり、あわせて枚岡三石と云われている。

鎮宅霊符神って聞いたことが無いな、と調べてみました。
鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)は陰陽道に於ける神で、神道では天御中主神と習合、本地仏として北辰妙見菩薩との事。
神仏分離によって、鎮宅霊符神が邪神として排除された。
妙見信仰とは

2009年1月8日木曜日

鯉とうなぎのまるます家@孤独のグルメ

予算¥2,300(金升ぬる燗¥300(ぬる燗で頼んだが熱燗になってしまった)、赤星大瓶¥550(関西では珍しいサッポロラガー)、うなぎバラ身ポンズ¥350(骨周りの剥き身を茹でたものをポンズとモミジおろしで)、中トロ刺¥800(脂の乗りが違う二種類のトロが三(四だったかも?)切れづつ 少し筋が気になる)、うなぎカブト焼(2本で)¥300(四頭(あたま)づつ串刺しにし、蒲焼き同様香ばしく焼き上げられたもの))

"すき焼き
うん!これだ

お客さん まだなんですよ それ

まいったな…ピーンときたのになぁ
お…
ごはんがあるのか うん! そうかそうか そうなれば話は違う
ここに並んだ大量のおつまみが すべておかずとして 立ち上がってくる
酒は飲めないけど 酒の肴はなんでも好きだ"

                         by 井之頭五郎

"鯉とうなぎのまるます家"
久しぶりの朝6時起きだった
赤羽に夜7時に着 とは 旅人には 全然余裕 それがバイクの旅でないなら尚更 である
なんだかトボケた ネーミングの横町を横に見据え まるます家に辿り着いた
通りに面したガラス扉越しに カウンターを見回し 空いた席をさがす

なんだ いっぱいか

一度 辺りをブラつき 時間を潰し 空きを見付けて扉を開けた

ひとり客のオヤジが たむろする店だとばかり思っていたのだが ちらほらと若い子のグループも見掛ける

まずはぬる燗を頼み 豊富すぎるメニューを見渡す
鯉もうなぎもさほど 好きではないのだが せっかくだから とバラ身ポンズを 中トロと併せて注文する

うなぎカブト焼ある? あと うな丼とお茶ちょうだい

隣に座った客が そう注文をする
間もなく運ばれてくる カブト焼
うまそうだ

はい お待たせ

向かいの客のところに 袋が運ばれてくる
持ち帰り! そういうのもあるのか

カブト焼きちょうだい あと瓶ビールと

お酒は一人三杯まで とあるが もう一軒気になる店があるので これで最後に しておこう
そう思いながらも追加した

それを待つ間 ビールをグラスに注ぎながら 残りのつまみを始末していく
そんな事を繰り返すうちに 皿をからにし ビールも大方 飲み干してしまっていた

遅くなって ごめんなさいね

まいったな 忘れられているのだろうか そう思い始めていた頃 ようやく それが運ばれてきた

うむ うまいうまい
カブト焼きというからには堅い と思っていたのだが 身が多く 骨が いいアクセントだ

ごちそうさま

ちょうどの金額を払い 席を立つ

あの店にも ちょうど空きができていればいいのだが

鯉とうなぎのまるます家 総本店
住所:東京都北区赤羽1-17-7 居酒屋マップ
電話:03-3901-1405
営業時間:9:00~21:30
定休日:月曜(祝日の場合翌日)
参考サイト
cp6 mf5 re5

2009年1月7日水曜日

串かつ 一燈園@水道筋

予算¥1,440(ピーマン¥70、レンコン¥90、たこ(大)¥110、ねぎま¥110、なすび¥時価、キリンラガー大瓶¥500、忠勇熱燗¥360)

新年、あけましておめでとうございます。

皆様方は、どの様な年末年始を過ごされたことでありましょうか。
私めはといえば、暴飲暴食が祟ったのか、著しく体調を崩しております。
当分、食、酒、共に控えめに生きていこうと反省する事しきりであります。

正月に相応しき、おめでたい話は無いものかと、貯まりに貯まったネタを探ってみましたが、ありませんので、いつも通りに、いつもの水道筋辺りで、串カツなどで、お茶を濁す所存で。

"串かつ 一燈園"
水道筋が誇る串かつ二大勢力の一つ"一燈園"。もっとも、もう一つは親戚である"船越"なので一大勢力と言っても良いか。
ここ"一燈園"に於いても"船越"同様、きめ細かいパン粉を使った薄い衣にあらかじめソースに浸けて供される、というスタイル。そしてこのソースが格別に旨い。
頼むネタはレンコンは必ず入れて、後はその時の気分。そして今回はなすびも追加した。素揚げし、おろしたてのショウガと醤油で頂く、パリッとした皮に包まれたとろけるような果肉?。これが又美味い。
それから、この店の酒は"忠勇"。これが又、燗に堪える良い酒。熱燗にしてもイヤな臭いの立たない安酒は貴重である。

串カツの味は文句なし。店先にビニールシートで囲っただけ、といった佇まいも含め、船越よりもこちらが好みなワケだが、当分は自粛ですな。

串かつ 一燈園(いっとうえん)
住所:神戸市灘区水道筋5-2-24 串カツマップ
電話:078-801-6332
営業時間:11:00~23:00
定休日:月曜
cp7 mf7 re7
串かつ 船越@篠原