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2011年11月1日火曜日

雨の日は傘を借りに、な鮓や@彦六鮓

予算¥4,400(傘借り代¥4,400)

 土曜出勤の会社帰り。ポツリポツリと顔を濡らしつける雨を受け、駅を下りても止まぬようなら雨宿りでもしようかと思っていた。
 「本家は大丈夫だったんですか?」暖簾を潜るなり声を掛けられる。もちろん、先の地震を気にしての発言だった。
 「植木鉢が割れた程度でたいしたことなかったみたいですよ」なんてそんな温い言葉を返していた。
 こんな言葉を投げ掛けられるってことは、もちろん地震後に一度も訪れていなかったってことであって、その事実そのものに驚愕したりもする。
 そこまで間を空けていたからには話も積もるのだが、いつも以上に酔いも廻り、二時間ほどで後にしたのだった。

彦六鮓
住所:神戸市灘区宮山町2丁目1-7
電話:078-851-7555
定休日:金曜

2010年12月30日木曜日

竹寿司@清水

予算¥500(ちらし(ランチタイム)¥500)

 清水魚市場にて海鮮でも食べましょか、と思って"河岸の市"などを訪れたのだが、どの店でも2、30人の待ちが並ぶという酷さだった。

 そんなに並んでまでは食べたくないが、せっかく清水に来ているのだから魚は食べておきたいな、なんて思いながらぶらついていると"ちらし¥500、にぎり¥500"とランチタイムだけとはいえ、破格の値段を掲げる寿司屋を見つけたのだった。


「小吉田の立場に到れば酒屋あり。小さき桶に鮓を漬けてひさぐ。長門鮓といふ。味ひよろし。」と"改元紀行"にあるように、ここ静岡では、小振りな"ちらし"もまた名物らしい。
 たしかに、これだけで済ますには足りないだろう、といったくらいに小振りではあるのだが、そこは清水らしく新鮮なマグロに〆鯖、サーモン、茹で海老、ツメの塗られた蛸、玉子と煮椎茸に酢蓮根などなどと、彩りも鮮やかに多彩な具が並ぶ。細かく刻まれたガリがまぶされたシャリも固め目で、これまた好み。これにワカメと豆腐の赤だしまで付くのだから、気持ち的には十分に満足だ。大盛り(600円)も出来るので、それなら腹具合的にも満足出来るかもしれない。

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静岡ちらし
基本レシピ五箇条
1.まぐろ 生、ヅケ問わず
2.桜海老 静岡県産の生、釜揚げ、佃煮等も含む
3.〆 物 静岡県産のアジ、サバ、コハダ等の酢〆魚
4.お 茶 静岡県産の粉末、抹茶等
5.わさび 静岡県産の山葵漬等加工品も含む

 静岡県産の代表食材上記の5品目と静岡県産の季節野菜などの五つの具材を含むバラちらしずしをいいます。
この他にも虹鱒、うなぎ、かつお削り節、穴子、しいたけ、茹で海老、きざみのり、イクラ、酢ハス、かんぴょう、インゲン(季節物)、玉子焼き、パプリカ黄赤、おぼろ、水菜(季節物)、ガリ、みつば、白ゴマ、ミニトマトなどの静岡県産の具材を使って調理されたもので、季節、地域やお店により具材の種類や量は異なります。
 加盟店それぞれが工夫を凝らし、風情と趣で彩りました。静岡県の四季折々の「静岡ちらし」をお楽しみください。
 静岡県西部遠州では、ほとんどが干瓢と椎茸で、海苔、人参、蓮根、紅生姜、玉子、竹輪、おぼろ、油揚げなどが使われています。
 静岡市吉田では、五目すしの具は人参、蓮根、椎茸、油揚げ、コンニャク、たけのこ、わらび、乾燥 八ツ芋の茎(芋茎)等を甘く煮ます。
 静岡市用宗では、油揚げ、人参、干し椎茸、きゅうりキヌサヤ(きゅうり)、紅ショウガ、玉子、たけのこ、桜海老、きざみ昆布などが使われています。「きざみ昆布やヒジキが入っていないすしは、食べた気がしない」とまで言われ、干しきざみ昆布、ヒジキは五目ずしの必需品となっています。この他にも地域によって具の種類、量は様々で、各店の味を食べ比べるのもいいかもしれません。

竹寿司
住所:静岡県静岡市清水区巴町11-14 寿しマップ
電話:054-352-9540
営業時間:11:00~14:00 17:00~23:00(月、水~土曜)、11:00~14:00 17:00~21:00(日祝日)
定休日:火曜
cp6 mf5 re5

2010年11月7日日曜日

大和下市 おけ常@下市

予算¥0(もらいもん)

ボクは、太巻ってヤツがあんまり好きではないんですが、これはハマリました。

プリプリの海老を優しく包み込む玉子焼に寄り添う香ばしく焼かれた鰻と併せて、甘辛く炊かれた椎茸とシャキシャキとした歯応えの三ツ葉の清清しい香り。程良くしっとりと甘酸っぱく炊かれた酢飯に包み込まれたそれを、ひとつ摘んでしまったが最後、もう止まりません。それこそ二本ぐらいはバクバクと楽勝でいってまいます。
「わざわざ遠くから食べに来るほどのもんではないけどな」などと言いやがりますが、ボクにとっては、ワザワザトヲクカラデモタベニイクヨウナモン、でしたね。

大和下市 おけ常
住所:奈良県吉野郡下市町下市13-1 寿しマップ
電話:0747-52-2445
cp? mf7 re6

2010年9月27日月曜日

いしはら@両津

予算¥4,200(おすすめにぎり(佐渡でとれた魚10貫、吸いもん付)¥2,100、いごねり¥300、サッポロラガー大瓶(枝豆付)¥700、金星生貯蔵300ml)

せっかく、佐渡まで来たのだから佐渡の名物的なもんでも食べとかなあかんな、というわけで両津の街を彷徨いておりました。
まぁ、佐渡なのだから、海鮮などが無難ではないのではなイカ?と、良さげな居酒屋や寿司屋などを求め、うろうろとしておりました。
途中、タレカツ丼(新潟でカツ丼と言えばこれやで)、洋風カツ丼(長岡ではコレ、新潟はホンマ広いやね)、玉子とじカツ丼(新潟や岡山、その他もろもろソースカツ丼系の県以外は、カツ丼と言えばもちろんコレですわ)と三種メニューに並んだ洋食屋に心が揺らぎそうになりはしましたが、初志貫徹、やっぱり、魚なぞ食おうと店を選び抜きました。

その店は"いしはら"
その理由は、魚屋直営であること、地元客の自転車が立ち並ぶこと、談笑が漏れ聞こえること、からでした。
そこで、暖簾を潜り、中へと進みます。その寿司屋らしいカウンターに、通路を挟んで控え目な小上りが、狭い路地に向き合うように並べられておりました。
カウンターには妙齢のご夫婦が一組。そして小上りには、先程、表の路地にてその歓談を漏れ伝い、耳にしたであろうところの家族連れが、その場にいるこちらも心和むほどの家族団らんを繰り広げているのでした。

それらの先客より少しばかり距離を取り、カウンターに着きます。そして取り敢えずは、サッポロラガーを選び、メニューよりアテを吟味していきます。もちろん佐渡の海鮮を食べる気まんまんで訪れたわけですから、佐渡の海鮮から行くわけです。

その"おすすめにぎり"のネタは、イカ、アジ、イクラ軍艦巻、佐渡まぐろ赤身、南蛮えび、あわび、さざえ、〆さば、かわはぎ軍艦巻、平目、の数数で、それは魚屋系と云うだけはあって、ネタは文句なしです。なかでも、ハゲに南蛮えびのネットリとした甘みは、北陸採れ立てならではのもの。そして、その中でも格別なのは、やはりイクラ。そもそも関西のパチもんイクラや、ホンマもんであっても腐りかけのような品質に、いつも閉口させられているのだが、ここ新潟に於いては、それこそ季節外れであっても、このパツパツのプリプリの食感。出し醤油と酒の単純なる味付けに、その素材の純然たる風味。新潟生まれのボクにとって、コレこそ、紛う事なきイクラ。イチにしてゼン、ゼンにしてイチなるモノ。
シャリがアカンとか、ニギリがアカン、なんて事は全く関係ありません。この郷愁を誘うイクラだけで大満足なのです。

続けて地酒に"いごねり"と頼みます。全国的には、あまりというか、ほとんど全くと云って良いほど知名度はないかと思いますが、佐渡の佐渡らしきお土産と云えば、"いごねり"なのです。海草を煮詰めて、寒天の様に冷やし固めたモノが、その"いごねり"なのです。
少しざらついたような食感に、仄かに海苔のような香りが漂います。
「これは、何も添加物を入れてないから、スーパーのモノとは全然風味が違います」と、奥さんから説明を受けます。
おろし生姜と刻みネギ、それに醤油をかけ廻しただけなのですが、磯の香りが拡がり、酒を次次に勧めていきます。

佐渡のスーパーマーケットでは"いごねり"なんてモンは、豆腐のごとく普通に売られているワケでありますが、その製造方法やその手作りさながらの苦労なんてもんを聞きながら、その地元の地酒なぞを傾けるなんてのは、やっぱり、その土地土地を訪れなくては味わえない旅の醍醐味っていったところです。

いしはら
住所:新潟県佐渡市両津夷184 寿しマップ
電話:0259-27-2658
営業時間:11:00~25:00
定休日:月曜
cp6 mf5 re5

2010年5月18日火曜日

なれ寿し@エバーグリーン湯浅店

予算¥399(有田名物 なれ寿し¥399)

和歌山と言えば、"サンマ"や"めはり"よりも、やっぱり"なれ寿し"です。

【山喜】
半なれ、とまではいきませんが、結構なれた風味。
しっかりと押しこめられた酢飯のずっしりとした腹応え。
ビニールのバランではなく、あせ葉で巻かれているのも嬉しい。

山喜商店
住所:和歌山県有田郡有田川町大字小川584 寿しマップ
電話: 0737-32-2121
cp5 mf5 re5

2010年5月9日日曜日

与太呂寿し@紀伊長島

予算¥1,280(旬の造り定食¥1,250)

地元料理に地酒でも、と思ったのですが、全然お店がないんですね。紀伊長島って町には。

【与太呂寿し】
寿司屋なら魚は大丈夫だろうし、地酒の一本や二本揃えているだろうと思い、暖簾を潜ります。
お品書きは安め。その中から旬の造り定食を選びます。それから、地酒は何が?と頁を捲ると、お酒としか書かれていませんでした。残念です。

造りはキハダとトンボシビ、ハマチに何か分からない白身。マンボウかな?と思いながら食べますが、記憶にあるその味とは違います。鮮度の違いなのかも知れませんが、食感、味、共に違います。
ネタすべて、鮮度に関しましては申し分ないのですが、切り口が荒れているため舌触りがあまり良くありません。残念です。
オマケに会計も間違えていました。残念です。

与太呂寿し(よたろずし)
住所:三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島戸ノ須415-9 寿しマップ
電話:05974-7-0850
cp4 mf4 re4