2009年1月9日金曜日

聖法山観音寺

大社之瀧の禊行場へと続く鳥居の横を上ると、観音寺境内案内の看板が目に付く。そこにある観音延命の水の文字に惹かれ、当初寄る予定ではなかった観音寺に立ち寄ることにした。

暗峠へと続く坂を離れ、谷間を流れる沢筋に沿って立ち並ぶ伽藍へと歩みを向ける。その位置関係からして、禊行場はここの境内にあるのであろう。
本堂を参拝し、続いて奥の不動堂へと向かう。不動堂横に流れ落ちる一筋の滝。これが霊水天竜の瀧であろうか。そこには囲いもなく、禊ぎに用いるといった風ではない。大社之瀧はもっと下方の沢近くにあるのであろう。

ウォーターボトルを水で満たし、再び本堂前に差し掛かったとき、朱印の文字に気が付いた。折角なので戴いていこうと、呼び鈴を鳴らす。程なくして大黒さんが顔を出す。朱印を待つ間、御堂に上がり、観音様に手を合わせる。
朱印料を納めようとすると、戴いておりません、とのことなので、気持ちだけ浄財し、寺を後にした。

聖法山観音寺
所在地:大阪府東大阪市東豊浦町1219-1 仏閣マップ
電話:072-981-4577
宗派:真言宗醍醐派
本尊:聖観世音菩薩
朱印:お気持ち

御詠歌:
あおげつきすむ のりのみね
ぼさつはだいじの ゑみたたえ
あまねくかんろの もんをあけ
すくいのみてを のべたまう

だいひのひかり あおぎつつ
あわすもろてに ふくかぜは
ふだらくかいの たきのおと
せっしゅうふしゃの ひびきあり

さんがいるてんの われわれを
もらさですくい みちびきて
くらがりとうげ こゑたまう
なむやだいじの かんぜおん

観音寺境内御案内
◇本堂
十一面観世音菩薩
聖観世音菩薩
弘法大師
鎮宅霊符神
◇不動堂
大日大聖不動明王
水子地蔵尊
十三佛
三面佛
日吉大神
大黒天
木魚石
白竜大神
霊水天竜の瀧
観音延命の水(天然ミネラル水)

土地の由縁
 当寺は生駒山中腹に位置し、境内には豊浦川が流れ、
平行して旧奈良街道がある。昔は江戸期の俳人・文人
や中村代官、さらには諸大名が休憩した茶屋跡があり、
その茶屋跡の傍にどしんと居座っているのが木魚石。
昔子供にお乳を飲ませる頃になるとこの石から木魚の
鳴る音がしたと云う。
 当寺の木魚石とこの街道下に蜘蛛石、長持石という
巨石があり、あわせて枚岡三石と云われている。

鎮宅霊符神って聞いたことが無いな、と調べてみました。
鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)は陰陽道に於ける神で、神道では天御中主神と習合、本地仏として北辰妙見菩薩との事。
神仏分離によって、鎮宅霊符神が邪神として排除された。
妙見信仰とは

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