予算¥1,650(サッポロ大瓶¥550、餃子(7ヶ)¥400、チンチン麺¥700、お通し(バクダン))
いつでも捜していた、桜木町です。
もちろん、こんなとこに来るはずもない、桜木町です。
あの歌が流行って以来、訪れる度にちょっと切なくなる桜木町を二年ぶりに訪れました。
"チンチンラーメン 餃子 三陽"
"ハイ、オニーサン、ドウゾー。オク、アイテルヨー"との呼びかけに引かれ、奥へと歩みを進めた。
"ハイ、ニモツ、カベニカケテネー"
"オニーサン、ハジメテ?マズハ、ギョーザトビールネー"
と、席に着くなり掛けられたその声を無視してメニューを見ていると
"ギョーザトビール、オススメネー"と更に薦めてくる。
さらにそのまま黙っていると
"ギョーザトビール、ドウデスカー"と繰り返す。
"それじゃあ、餃子とビール"と、なんだか頼んだら負けかな、と思っていたのだけど、負けてしまっていた。もちろん最初からそれを頼む気ではいたのだが、ここまで露骨に薦められると、元来、天の邪鬼な質故、反発してしまい、何となく納得がいかなかった。
そんなこんなで、ちょっとモヤモヤした気分で始まったわけだが、先に出されたバクダン(というらしい、揚げニンニクを甘辛く味付けしたもの)が美味く、そんなことは忘れて楽しくなっていた。
そして運ばれてくる"毛沢東もビックリの餃子"。
それは土佐の屋台安兵衛に似た系統の餃子だ。野菜の食感と風味が生かされ、ニンニクが効いている。美味しいのだが、確かにこれも美味しいのだが、やはり"安兵衛"同様、私の好みとはちょっと違う。焼き油が多めなのも病み上がりの胃腸にはちょっと辛かった。
この時点で満腹中枢は刺激されていたのだが、せっかく来たのだから、と、"楊貴妃も腰抜かすギャルのアイドルチンチン麺(塩味)"を追加した。これは頼むかどうか、相当迷った挙げ句の注文だった。だが結果的にはコレが失敗だったわけだが。
体調の悪さ故、餃子を食べ進めることも億劫になり、ビールの苦さも妙に舌に障る。食事に集中することが出来なくなり、周りの喧噪がやけに気に掛かりだしていた。
入り口に視線を向けると、サラリーマン風の三人が外のテーブルに案内されている。
"トリアエズ、ビール二本トギョーザ二人マエネ?アト、ネギイタメト、ナンニスル?メンタベル?チンメンスル?"
"ハイ、コチラサン、オススメドオリネー"と好き勝手に決められていく。
そして、カウンターの隅では、スーツ姿の中年が少々飲み過ぎといった態で、
"チョメチョメのハーフは出来ないの?"
"デキナイネー"
"チョメチョメのハーフは出来ない?出来ない!?一杯は食べられないんだけどなー"
"ダメネー"
"ハーフ無理なの?食べたいんだけどなー"
"ムリネー"
という遣り取りが繰り返されていた。
そんな中、運ばれてきたチンメン。それは、太めの多加水ストレート麺が一玉半ほどはあるか?そして、その上にたっぷりの玉葱、たっぷりのニラにモヤシ控えめ、ニンジン、豚肉チョビッと気持ちだけ加えました、のニンニク塩味のスープ。そして更にオイルきつめ。病み上がり、風邪上がりなため、鼻が効かないので、ハッキリとはしないが、ニンニクたっぷりの味、だったと思う。あくまでもニオイは分からなかったのでタブン。そして、予想以上に多めの量。健康体であれば楽勝?だったかもしれないが、病み上がり、風邪上がり、腹下し中のこの身体にはやはり辛かった。
それでも残すのは失礼だと、取り敢えず麺だけでもと、スープから顔を出している量だけでもと、必死に腹に詰め込んでいった。
もう、欲しいものなどありません。
お腹いっぱいです。
次は体調万全の時に、"ジンギスハーンもいきり立つぼくちゃんのアイドルチョメチョメ麺(塩味)"でいきり立ってみたいと思います。
チンチンラーメン 餃子 三陽(さんよう)
住所:神奈川県横浜市中区野毛町1-38 中華マップ
電話:045-231-0943
営業時間:11:30~23:30 11:30~22:30(日祝)
定休日:木曜
公式サイト
cp6 mf6 re6
チョメチョメといえば山城新伍ですよね
2 件のコメント:
会話だけ読むとフィリピンパブか外国人風俗ぽいな。
男なんだけどな
てか、そんなこと言われたら、風俗にしか見えなくなったじゃないか!
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