2010年3月9日火曜日

洋食の店 なんじゃろ?@国体道路

予算¥5,750(男1人女1人)(鶏もも肉のグリル¥1,000、エビフライ¥1,000、Aセット¥600x2(オードブル(帆立のカルパッチョ)、スープ(蕪のスープ)、ライス、パン)、キリンラガー350ml¥350、キリン円熟350ml¥300、白ワイン187ml¥600、紅茶梅酒¥300、干しぶどうのたっプリン(コーヒー付)¥500、紅玉焼りんごのア・ラ・モード(紅茶付)¥500)

ボクが若かりし頃、と云っても10年も20年も前の話というわけではありませんから、もう十分にオッサンと呼ばれても不思議ではない頃合いの話です。
当時のボクは、三宮に勤めていました。景気も大分悪いこともあってか、仕事も定時で上がれることが多く、いつも結構な時間を持て余しておりました。だからといって、毎晩遊び歩くほどのゆとりもありませんし、勉学に勤しんだり、副業に充てて少ない給料を補おうというほどの気概もありません。
それなら、いったい何をして過ごしていたかというと、無為に家まで歩いて帰っていました。
仕事で疲れているというのに、無心に足を運ぶ。その運動が堪らなく好きでした。何の意味もない事をひたすら繰り返す。マゾ心を僅かながらも満たしていくそんな行為がどうしようもなく好きでした。

家までの道程は寄り道をして10kmほど、およそ一時間半の行程です。
時には新神戸まで上がり、山山幹を抜けるとか、原田通りを下ってみたりしていましたが、定番ルートは旧西国街道か国体道路を辿るというものでした。
布引庵(閉店)、御船、台北飯店、国体道路沿いに立ち並ぶ数数の店。その店に寄るわけではなくても、灯った明かりや、変わらぬ看板を掲げているのを見るだけで、少し楽しい気分にさせられていました。

そんなボクを幸せな気持ちにさせてくれる店のひとつに"なんじゃろ?"がありました。そこは何を頼んでも美味しいのですが、取りわけデザートが美味い店でした。
今度はユキを連れて行きたいな、と訪れる度に思っていたのですが、その機会はついに訪れることが無く、いつしか別れを迎えます。
逢いたい思いが惰性になり、思いやる心が甘えになったころ、それは静かに訪れるのです。
相手を嫌いになった訳ではありません。だから別れた後でも、共に食事をしたり、買いもんに付き合ったりしています。

そして今回もまた、一通のメールが入ったわけです。

【洋食の店 なんじゃろ?】
「何がお薦めなん?」
「なんでも美味いで」
当然出てくるであろう真っ当な質問に、おざなりに答えを返します。
それは連れて行こうと思いつつも、なおざりにしていたボクに相応しい答え、というわけではなく、あまりにも長い間訪れることがなかったため、デザートが美味しかった事以外、すっかり忘れていたからです。

「それやったら、ミックスフライ!やっぱり、エビフライにしようかな?」
などと、フライもん限定で悩み始めたのは、水道筋にしよか、と言っていたので、"船越"か、"一燈園"で串カツを食べる気マンマンだったからかもしれません。
それならと、ボクはバランスを取って揚げもん以外を頼みます。もちろんシェアすることを考えての選択です。

エビフライに鶏のグリルなど、いかにもな洋食屋の王道メニューではありますが、それにオードブルやスープが付くと、ちょっと高級チックな感じになります。そこにデザートが美味しいと来たら、十分デートに組み込めるわけです。だからこそ、ココに連れて行きたいと長い間思い続けていたわけです。そんなことは、逢う直前まですっかり忘れていましたけどね。

プリプリのサクサクのエビフライも美味しいのですが、鶏ももグリルはひと味違います。ボクの選択は間違ってはいませんでした。でも、こっちの方が美味いやろ、的なことはおくびにも出しません。藪をつついてみたり、何かしら触ってみたりなどする、そんなイラン諍いは避けるだけの知恵はとうに身につけました。
そんなことをくり返し、愛情を磨り減らしていくような付き合い方は、十代で無くしたつもりです。が、二十代半ばまでも繰り返したような気もします。やっぱり、そんな昔のことは忘れてしまったのでよく分かりません。でも、過去のことなどどうでも良いのです。今、上手くやれていれば、その時流した涙は無駄ではなかったということです。
昔なら、こんな事から別れ話にまで発展するようなこともありましたが、実に穏やかなものです。談笑を続けながらの食事は一時間を優に超えています。そしていよいよお待ちかねのデザートタイムとなりました。

「干しぶどうプリンに焼りんごのア・ラ・モード、どっちにする?」
と先に選んで貰います。もちろん、ボクは別のものを選んでシェアするためです。
「ん~、焼りんごにする」
それなら、と干しぶどうプリンを選びました。

しっかりとミルクの風味が広がるプリン。それにたっプリンと干しぶどうが載っています。その仄かな甘みと食感が、アクセントを与え、実に美味しいのです。やはり記憶に間違いは無かった、と満足行く一品です。
「食べるか?」と差し出すと、遠慮がちにすくい取り、口へと運びます。
「美味しいね」とは言いますが、それに対しての深い感想など無く、そのままの流れの会話を更に四半刻ほど続けます。
恋愛感情以外はあまり表に出さないのは、相変わらずです。

「デザート美味しかったやろ?」
と後で聞くと
「めっちゃ美味しかった、でもあんたの方(干しぶどうのたっプリン)が良かった」
などと言いやがります。
それなら、そうと言ってくれたのなら、交換したのに。
と云うか、ボクにも紅玉焼りんごのア・ラ・モードを味あわせろと、言いたいのだが言えないのは、無駄に大人になったせいか?

洋食の店 なんじゃろ?
住所:神戸市中央区宮本通2-1-39 洋食マップ
電話:078-242-2928
営業時間:11:30~15:00(L.O) 17:00~21:00(L.O)
定休日:月曜
cp6 mf7 re7

------------------読了------------------ 

古道具屋さんの経済原論 - 魚柄 仁之助 -

相変わらずの彼の九州弁(ひとまとめにすると怒られそうだが)の語り口調が鼻につかなくなったのは、それが弱まった所為か?それともボクが慣れた所為か?
彼の著書は十数冊読んではいるが、どれも似通った内容なので、"ひと月9000円の快適食生活"だけで十分かも?と思ったり、思わなかったり?

2010年3月6日土曜日

女の小便滝


六甲山の頂よりblog

一軒茶屋@六甲山

予算¥600(カレーライス¥600)

霧にけぶる最高峰。ひとしきり掻ききった汗も冷え始め、何やら温もりが欲しくなりました。

【一軒茶屋】
カレールウに塩をぶち込んだだけではないだろうか?というほどにコクも香りもなく塩気だけがやたらと強いカレーの中に、グダグダに煮込まれ崩れ果てた具材の数数と、未だ姿を留める牛肉が所所に顔を出します。
日頃から様様なカレーを味わっている舌は、これは美味くないと云うのですが、涸れきった身体には、失われた塩分を補うが為の味付け、震えを抑える微かな温もり、そしてそのベチョベチョなご飯の水分までも嬉しかったのです。

一軒茶屋
住所:神戸市東灘区本山町森 カレーマップ
電話:078-891-0244
営業時間:10:00~17:00、~16:00(冬期)
定休日:不定休(第2、4月曜(月曜日が祝日の場合は火曜が休み)、天気の悪い日、1月1日)
cp4 mf4 re4

------------------読了------------------ 

人類は衰退しました2 - 田中 ロミオ -

ガンバ?

2010年3月3日水曜日

どぶろく@新家

予算¥2,400くらい(キリンラガー中瓶¥600x2、冷酒¥600、串天(かき、菜の花、ふるせ、他)、キリンラガー中瓶(みっちゃん(真)より、おごり)、(ホタルイカのタイタン(サービス)、どぶろく(サービス))

「そうそう、みっちゃんに"どぶろく"有るの言うてなかったな」
と、"どぶろく"が現れます。
「ちょっと、呑んでみる?」
もちろんです。

【新家】
「米を食べる感じで、味わってみて」
と、まるでおかゆでも注がれたような杯が向けられます。
先ずは、上澄みを舐めます。かなり酸がが有りますが、開けたときより大分まるくなった、と、ヒロは言います。しかし、始めはにごりにも似た甘い風味を想像していただけに、かなりの衝撃です。
次に、米麹も含め、口に含みました。かなり、米の食感に風味も残っております。やはりあまり酒らしい感じは致しません。
米を炊き忘れて水に浸しっぱなしにしていたら、いつの間にやら、なんだか気持ちよくなるものに変わっていたわ、的な酒造りの原点を垣間見たような気がします。
ボトルの裏に書かれた仕様に拠りますと、精米歩合90%!驚きの割合です。この数値は、普通のお米そのものではないですか!?
原料米キヌヒカリ。ここでまた驚きです。キヌヒカリは好適酒造米ではありません。ただの食用米に過ぎません。
つまり、酒造りのために造った酒ではなく、まさに"どぶろく"を造りたいが為だけ、によってもたらされた、紛い物で無き"どぶろく"なワケです。ここに猫イラズなどをちろりと入れたのであれば、戦後の風味を味わえたのかも知れません。
しかし、これが真の"どぶろく"であるからといって、美味いかどうかといった事は、全く別の話です。
その、日本酒の原点足るどぶろくから、杜氏達が長い年月をかけて造り磨き上げられた、真っ当な酒がやはり一番美味しいわけです。
でも、酒好きを気取るなら、ウンチクのひとつでも語る為に、一度は口にしておきたいモノです。

新家
住所:神戸市灘区篠原南町7-2-2 居酒屋マップ
電話:078-861-3232
営業時間:11:00~14:00(宅配のみ)18:00~22:00
定休日:第1日曜、火曜
cp6 mf8 re7
新家@畑原東
卒業式@新家
風邪引き@新家
古閑千鶴と須藤雅彦TRIO@新家
新家オリジナルドライカレー@新家
ソフィーカレー@新家

富久錦株式会社
住所:兵庫県加西市三口町1048
電話:0790-48-2111
Fax:0790-48-2288  
公式サイト

どぶろく
1500ml ¥2,500
純米酒
原材料:米、米麹
原料米:キヌヒカリ(西脇農園産)
精米歩合:90%
alc5.0~6.0%

2010年3月1日月曜日

だ○ご3兄弟


六甲山の頂よりblog