向う峠よりの雲海から浮び上る天空の城としての眺めを諦め、竹田城へと上り、日本のマチュピチュとも云われるその景観を味わおうかとヒルクライムを始めた。
道端には「自転車走行中注意」の標識が立並ぶことからも分かるように5~12%(体感)くらいのヒルクライムに程良い坂が続く。中程には車止めが設置されており、ココより先へは一般車の立入は出来ない。もちろん自転車はOKであり、車が通行しない分路面も綺麗なのだが、一度降り立つと再び跨ろうと気になれないのでここから押して上がることにした。
朝靄にけぶる虎臥城は美しく、たとい雲間に浮かび上がる姿をながむることが出来ずとも、むしろ、朧気に浮かび上がる山野を遠くに望むその姿こそ美しかった。
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