2011年1月7日金曜日

男前居酒屋 安兵衛@郡山

予算¥3,180(会津坂下産馬刺¥800、福島県郷土料理 イカ人参¥380、お通し(ひじき)、アサヒスーパードライ中瓶¥550、穏(おだやか)吟醸¥580、燗誂え 純米¥580)

 寝る前に一杯引っ掛けておきたいな、なんて”大豊”へと向かったのだが予想通りの満席。それじゃあ何処にしようか?と代わりを探しに駅前を彷徨くが、コレ、といった店などそう易易と見つかるはずもなかった。

 何度、同じ道を辿っただろうか。何度、キャッチに呼び止められただろうか。それは20年前の新宿歌舞伎町のそれといった類の不快感ではないにしても、幾度となく彼らの前を通り過ぎるボクの姿は彼らにどう映るのだろう、といった自意識過剰から来る不安感みたいなもんが積み重なって、その声から逃れるように一軒の居酒屋へと入るのだった。

 ”安兵衛”なんて巷に溢れるチェーン店のような安っぽい名前が嫌だった。ましてや民芸調のファサードなんてのも、観光客向けの居酒屋のようでイヤだった。それでもこの店を選んだのは、緑の提灯が掛かっていたことと、店先に置かれた看板から地元の料理を味わえそうだったからだった。

 暖簾を潜ると、カウンターから奥の座敷まで一杯である。客層は、20代のグループがほとんど。どうやら、観光客向けの店やないか?って先入観は、間違いだったようだ。

「いらっしゃいませ」
「お一人様?」
「こちらへどうぞ」
「すぐ、お席を用意させていただきます」
 こちらが逃げ出す暇も与えぬよう畳み掛ける言葉の流れ。
「ちょっと、詰めて貰えますか」
 直ぐさまカウンターに隙間を設け、椅子が運ばれてくる。
「済みません」そう、両脇に声を掛け、席に着いた。
 注文を取りに来る女の子にビールを頼み、料理はもうちょっと選びます、と断りを入れた。

 そんなこんなで選び抜いたアテは、前前から食べてみたいと思っていた"坂下の馬刺"に、郡山地鶏である"けるぷ鶏"ってのと迷いはしたが郡山長沼産の"二瓶豆腐"を絹ごしで、それと、郷土料理だという"イカ人参"を注文する。
 残念ながら、"二瓶豆腐"は品切れとのことなので、「それじゃあ、あとで追加します」と告げた。

 まず運ばれてきたのは、"イカ人参"
 それは、鯣と人参と昆布を醤油で漬け込んだもの。まぁ、まるっきり"松前漬"みたいなもんである。それは粘りのない"松前漬"そのものである。ただそれは、窒息するほど粘りのある"松前漬"のそれとは違い、あっさりつるっと食べやすく、酒のアテ的にはこちらの方が良いかもしれなかった。

 ビールを飲み干し、そろそろ酒に行こうか、と品書きを繰ると
「次は日本酒ですか?」
とチームナックスのリーダーに似た店長に声を掛けられた。
「ええ」と好みを伝えると
「これなど如何でしょうか?」と考えていたのよりも安い酒を勧められた。

"穏"
 かなり甘口ではあるが、スッキリとした後口でかなり旨い。
 それに併せる坂下産馬刺は、熊本で食すよりはかなり高めな値付けではあるものの、そこかしこの居酒屋で出てくる紙をしがむような馬刺の歯触りなどではなく、ネットリとした旨味の拡がる逸品であった。そしてそれに合わせる甘辛い大蒜味噌が又旨かった。これだけで、一晩酒を飲み干せそうな、と云うのは云いすぎではあるが、これを保って次の酒まで引き繋ぐ。

 次に頼んだのは燗酒向きだという"燗誂え"
「そんな名前なんですか?」と訊ねると、リーダーより瓶を差し出される。"山廃燗誂(やまはいかんあつらえ)"という銘柄なそうだ。

"1711年の創業以来「旨み」にこだわり続ける金寶が40歳を超えた大人に贈る、とことんやわらかなお燗酒"
 これも真に紛う方無き、旨き酒であった。

 全然、期待せずに立ち寄った店であったのだが、ボクにとっては絶品の店であった。

 ここは、髭の濃い森崎博之のノリががスキって人なら、文句無く楽しめるお店。
 もちろんボクは大スキ。郡山で泊まる事があったら、絶対また行く。

男前居酒屋10ヶ条
とっても元気な掛け声
無敵笑顔
気配り目配り心配り
ピカピカ化粧室
満点生ビール
心あったか料理
何にでも感謝の気持ち
疲れたは言わない
仕事も呑みも全力
貴女の記念日は忘れない
※見た目が男前とは限らない

男前居酒屋 安兵衛
住所:福島県郡山市大町1-3-12 居酒屋マップ
電話:024-933-9326
営業時間:17:00~24:00(L.O 23:30)(日~木曜 祝日) 17:00~25:00(L.O 24:30)(金土曜 祝前日)
定休日:無休
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2011年1月6日木曜日

マルコ・ロンダニーニに捧ぐ

かなり良かった。
茄子好きで無くとも行くべし。


天開山大谷寺
所在地:栃木県宇都宮市大谷町1198 仏閣マップ
電話:028-652-0128
宗派:天台宗
本尊:千手観世音菩薩
開山:弘法大師
創建:弘仁元年(810)
入山料:300円
拝観時間:8:30~16:30(4~10月) 9:00~16:00(11~3月)
休業日:1~3月の第2、4木曜

札所:
坂東三十三所19番


2011年1月4日火曜日

正嗣 駒生店@宇都宮

予算¥420(焼餃子6ヶ¥210、水餃子6ヶ¥210)

 餃子の街宇都宮にて、ようやくボク好みの餃子に出会うことが出来たわけだ。それは宇都宮餃子として"みんみん"と双璧を成す、取って置き的存在の"正嗣"だった。
 ここで云う"取って置き"って表現は、あくまでも言葉の綾みたいなもんで、その本店前を通りかかる度に、そこに立ち並ぶ圧倒的な人人の群れに意欲をそがれ、結果的に先延ばし延ばしになっていたって事に過ぎないのだ。

 生姜の香るシャキシャキの餡を包み込むのは、焼きとしてはギリの厚みかな?の香ばしく焼き上げられた皮に、水としてはギリの薄さかな?と感じるツルッとした喉越しの皮。もちろん、同じ餃子を使っているわけだが、このギリギリで通用するバランス具合が、何とも云えず凄い。

 ただ、ここのメニューは、焼餃子、水餃子、ライス、とただそれだけ。
 その潔すぎるメニュー故に、ビールに餃子、といった至高の組合せを味わう事が出来ないのもまた事実、というか、ライスの無い餃子屋は数多くあれど、ビールを置いていない餃子屋は初めてだった。

 ここ宇都宮に於いては、餃子はあくまでも"おかず"な位置づけなのだろうか?
 ボク的には、ビールのアテ以外に、その餃子足るべき餃子としての存在意義を見出す事など、とてもやないけど出来やしないのだが。

正嗣 駒生店
住所:栃木県宇都宮市駒生町1301-8 餃子マップ
電話:028-625-4546
営業時間:11:00~19:30(L.O.19:20)
定休日:水曜・月2回火曜
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2011年1月3日月曜日

どぶろく@ヒトモト

予算¥940(上喜元 純米 正一合¥300、信州の造り酒屋が造ったどぶろく 正一合¥270(期間限定)、地魚の燻製 いぶりっぎょ タコ(横須賀)¥150、かます魚卵(三崎)¥220)

 閉店間際の駆けつけ二合。まずは、ボクの好きな"上喜元"から。そして、前回から目を付けていた"どぶろく"を追加。これは"どぶろく"らしく酸っぱいのか、それとも"にごり"っぽく甘いのか、とちょっとした挑戦だったが、見事に甘めだった。もう少し酸があったほうが、ボク好み。

 気さくな女将さんに旨い酒。
 ガラリと客層を変えた晩に於いても変わらぬ良いお店。

立ち呑みカウンター 酒のデパート ヒトモト
住所:神奈川県横須賀市若松町1-2 立呑マップ
電話:046-823-0455
営業時間:10:15~20:30(月、火、木~土曜)10:15~20:00(日曜、水曜、祝日)
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立ち呑みカウンター 酒のデパート ヒトモト@横須賀

2011年1月2日日曜日

熱海 まぐろや@熱海

¥1,200(すき身丼(味噌汁、小鉢、漬物付)¥600、サッポロ黒ラベル大瓶¥600)

  ボクは、色色な欲望に満ち溢れ、明け透けに俗っぽい臭いを放つこの熱海って街が、とってもとってもキライなはずなのに、今回もまたこの地を訪れていた。
 そしてここ熱海に来る度に、銀座通りを歩いては呼び込みに勤しむ干物屋を冷やかしてみたり、仲見世を歩いては店先に置かれた品書きを眺めるだけ眺めて、結局はいつもどおりに"まぐろや"へと足を運ぶのだった。

 今回のお目当ては、マグロ、イカ、アジ、白身の載った"熱海の海鮮丼"(10食限定 ¥500)だったのだが、すでに売切れ。仕方なく"まぐろ丼"(¥500)を頼むが、新メニューの"すき身丼"を薦められそちらに変更する。
 ねっとりと甘い中落ちがたっぷりと載った丼。それにまぐろのヅケとあら汁に漬物が付いて600円と、かなりのお値打ち。
 ただ、あら汁の出しをあらで取っていないのと、米があまりおいしくないってのが残念。

熱海 まぐろや
住所:静岡県熱海市田原本町9-1 第一ビルアタミックス名店街 B1 海鮮マップ
電話:0557-83-1880
営業時間:11:00~14:30(L.O) 16:00~17:30(L.O)(無くなり次第終了)
定休日:水曜 不定休で火曜 日曜
公式サイト
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