2011年7月26日火曜日

鳥取砂丘

「今日は風が強いから、明日は美しい風紋が見られますよ」との天狗さんの言葉通りに、規則正しくもあり且つそれを乱していく砂の流れが未だ誰も踏荒らしていないボクの足元から波打ち寄せる浜辺まで永遠と拡がっていた。



2011年7月21日木曜日

時価な焼鳥や(天狗)

予算¥2,620(なんこつ、せせり、すなずり、ひなねぎ、各2串、アサヒスーパードライ中瓶、鷹勇 純米しぼりたて無濾過一合)

 「鳥取にホンマの焼鳥やはココしかない」
 そんな店名通りに鼻高々な話から始まった。朝びき地鶏をひとつずつ串打ちし、備長炭にてじっくりと焼上げる焼鳥専門店は、鳥取に於いてここだけだ、と熱く語る。焼鳥屋の看板を挙げる店の全ては、焼鳥屋を名乗るだけの居酒屋に過ぎない、とその名に違わぬ毒を吐く。
 この店にはメニューなど無く、壁に貼られた品書きにも当然の如く価格は書き足されていない。そしてその横に並べつなれられた「諏訪泉 大吟醸 鵬、日置桜 大吟醸 しずく、鷹勇 大吟醸 出雲杜氏 坂本」などと、軽く一杯23千円は取られそうな滅多にお目にかかれないような地酒に加え、声高々にこだわりを重ねる会話からも一層ボクの心許ない懐具合が気に懸かり、追加注文するのも気が引けていた。

 冷めかけてきた焼鳥にかぶりつきながら、「何処の鶏をつこてはるのですか?」と尋ねると、「下に赤いテープを貼っているのが鹿児島産、他のは地元の鶏を仕入れている」のだという。品書きの半分ほどにはその赤いテープが貼られ、奇しくもボクが頼んだ品の全てにそのテープが貼られていた。九州なら日向や大分でよく地鶏を食べはするが、鹿児島も良い地鶏があるのか、とその味わい深い焼鳥を摘みながらその話にグラスを傾ける。
 そろそろ地酒に遷りましょか、と、その中でも迂闊なもんを頼んではとんでもないことになるぞ、と、分相応にと慎重にと、一合1k円は超えないだろうと思える「鷹勇 本醸造 原酒」を頼んだ。すると「申し訳ありません、今切らしておりまして」と詫びの言葉を告げられた。「今の時期オススメの鷹勇 純米しぼりたて無濾過はどうですか?」に「お願いします」と間髪入れずに返したのは、せっかく盛り上がっている流れを「もう少し考えます」なんて無粋な返しでぶった切ってしまいたくなかったからで、結果的に美味い酒を味わえながらも三千円を超えない値付けに、「安いですね」と思わず返してしまった楽しい一時である。
 鳥取に来る度に有名無名な海鮮や関係を散々廻ってきたが、ようやく満足いける店に出会えた。当然、鳥取に泊まるときはまた寄る。次はビビらずガッツリいくつもり。諭吉覚悟の坂本にしずくに鵬なんて、オダイジンアソビをしてみたい。

手作りやきとり専門店 天狗
住所:鳥取県鳥取市末広温泉町111
電話:0857-24-6464
営業時間:17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:日曜


2011年7月18日月曜日

颱風(三日目)

ルート:無人駅 - R175 - JR船町口駅 - JR宝塚駅 - 阪急宝塚駅 - 阪急御影駅(輪行)

Felt F95 Team Issue
距離:50.2km
最大標高差:97m
獲得標高:356m


 「颱風が近付いてるらしいで」なんて会話を、地元農産物を用意し始めていた道の駅スタッフから聞くとはなしを聞きつけ、んなアホな、と走り始めては一時間と経たぬ内に、雨がポツリポツリと路面を濡らし始めていた。
 少しくらいお湿りがあった方がええわ、くらいに思っていたことを後悔させるように強烈な雫が、ボクの疲れ果てた躰を打ち続けていった。

 そんなこんなで今回の旅に於いて後悔というか、この歳になって何度目かに考慮しなければならない現実と云えば
「晴れ漢だから雨具は要らない」なんて考え自体が間違いであって、やっぱり雨具の用意は必要だなってことがまずひとつ。
「最近弛んでいるからハードなくらいが丁度良いのだ」なんて日頃デスクワークしかしていないボクが、一日五食くらい喰らいまくってもガンガン体重が減ってしまうという問題。実際この二日で体重が2kg以上減って体脂肪率が一ケタになってしまったのだが、腹回りの脂肪は居座り続け、腹筋が未だ割れないというのが第二の問題点。
第三には、6リッター飲んで6リッター汗をかくような旅に於いて、その失われるミネラルをどないして補給するかと云うこと。日に焼けた肌が真っ白に変わり、そこをさすればジャリジャリとした触感を味わえるほどの塩の欠乏。実際、天橋立を走る最中に右手の親指が左手でこじ開けなければ開けないような痙攣が続いたのは、これらカリウムなどの不足に因るものであり、如何にそれらを摂取すべき術を考えろよ、と告げられていたのであった。




城崎にて(二日目)

ルート:道の駅あさご - R312 - 竹田城 - R312 - r104 - r2 - R312 - r3 - 城崎 - r3 - r11 - 如意寺 - R312 - r2 - 天橋立 - r2 - R178 - 北タンゴ鉄道宮津駅 - 北タンゴ鉄道大江駅(輪行) - R175 - 無人駅

Felt F95 Team Issue
距離:135.3km
最大標高差:320m
獲得標高:844m



 夜明けと共に起床。日中、あれほど暑かったのがウソのように涼しい。街道を挟込む山々には朝靄がかかり、これは立雲峡に上る価値があるのかもしれない、と期待せずにはいられなかった。低く立込める雲間に浮かび上がる竹田城の姿を眺めるには、山桜が咲き乱れる立雲峡か、姫様が落城する姿を見届け嘆き悲しんだ金梨山がよいと聞いたのは昨晩のこと。春先か秋口の朝晩の気温差が激しい時期なら10時頃まで見られる、いや早朝の方が良い、と教えられたばかりであった。今の時期は見られませんか?無理やろね、なんて言葉は、酒の席での戯言だったのではないか?と思わせるほどの霞具合であった。
 早く竹田城が見えてこうへんかな、今の時期に天空の城が見られるなんてボクはなんてついているんだろう、なんて期待はあっさりと裏切られるのだった。ボクの目の前にはキッチリとハッキリと虎が臥せているように見える虎臥城が横たわっていた。むしろ立雲峡が激しく霞んでいた。地元の人の言葉に万に一つも間違いなど無かったのだ。

------------- 晩酌 -------------
河本さんのスイトコーン¥100、むぎ焼酎


あさごごえ(一日目)

ルート:JR六甲道 - JR姫路駅(輪行) - r67 - r504 - 雪彦山 - r504 - r67 - r23 - R312 - 道の駅あさご

Felt F95 Team Issue
距離:89km
最大標高差:358m
獲得標高:715m



 GWに行きそびれていた剣山ヒルクライム。それをこの三連休にリベンジ。ついでに直島にも渡って、おまけに三太郎さんにも顔を出しましょかね、なんて考えていたのだがガッツリ寝過ごした。休みの日くらいゆっくり寝ていたいしね、最近仕事が忙しくてあまり寝ていなかったしね、仕方がないよね、ってことで、でも山には登っておきたいな、ってことで、姫路は雪彦山へと向かった。
 そんな感じでいつにも増して行き当たりばったりな旅となってしまったのだが、かなりよかった。また訪れたいと思う場所も多かった。ただ、解消していかなければならない問題点が多かったのも確かだった。



------------- 晩酌 -------------
雪彦山220ml¥450、イカ焼き¥75


2011年7月15日金曜日

今週のにゃんこ




2011年7月9日土曜日

浜村温泉


 鳥取ってところはボクにとっては、砂丘にラッキョウとカレーや牛骨ラーメンの国なんてもんではなくて、温泉の国って印象が強い。
 湯原温泉や三朝温泉の無料混浴露天風呂のように誰でも知っているような有名処を挙げるまでもなく、たきさん温泉だとか吉岡温泉だとか200円ほどで入れる温泉が県内にはゴロゴロとしている。そんななかから今回訪れたのは浜村温泉だった。
 地元民以外入浴禁止な温泉が立並ぶ温泉街の奥の方にひっそりと佇む一軒の公衆浴場。一見入るのを躊躇させるほどのおんぼろさなのだが、手の空いている人が勝手に?番台を勤め、留守の時には箱にお金を入れて下さい、的な肩肘張らぬその在り方はなんとも緩てく素敵である。
 狭い浴槽に狭い洗い場。そこには瓶牛乳すら置いてはいないが、水着着用プールに軽食バーカウンターと何処を目指しているのか分からないなんでもありな温泉よりも、風呂しか在りませんがよろしかったらどうぞ、な単純明快さがやっぱりボクは好きである。

温泉共同浴場
住所:鳥取県気高郡気高町浜村
営業時間:16:00~21:00(外来者要望入浴時間帯)
定休日:無休
入浴料:¥200(大人)¥100(小人)¥0(住民)
泉質:ナトリウム・カルシウム硫酸塩化物泉
効能:リウマチ、皮膚病、胃腸病、高血圧、動脈硬化、便秘



2011年7月7日木曜日

コーヒーまでもが美味いカレーや(コーヒー&カレー五島)

予算¥1,050(ランチ(チキンカツカレー、サラダ、コーヒー)¥1,050)

 鳥取こそがカレー王国だとかなんだとかで、一度くらいはそのカレーの国のカレーを食べてみようかしらん、と自称カレーの国のカレー達を事細かに調べたのが早56年前。なんでも鳥取市が一世帯当たりのカレールウ購入量が全国一と云うことで、そんな町おこしを始めたらしいのだが、このところ山陰に行く用事がまるでなく、とんとご無沙汰となっていた。
 そしてこの度隠岐に渡るにつけ、そのついでにカレーなどでも食べていこうではないかと思い立ったのだった。

 鳥取のカレーはフルーツを使ったのが多く、大阪のそれに似て初めの口当たりは甘く後から辛さがじんわりと拡がるタイプが多い、らしい。ここのカレーもそれに洩れず、梨を加えているとかなんとかで初めは瑞々しい甘みを感じるのだが、喉元を過ぎた辺りからじんわりと温もりが拡がり始め、額に汗が滲んでくる。それこそ大阪のものよりも甘みも辛さも自然な感じに抑えられてはいるが、この始めチョロチョロナカパッパな感じがとってもボクの好みで、ついつい一口、また一口とスプーンが止まらなくなっていた。
 トッピングはチキンカツにタルタル添えと、ちょっとな感じの見た目にはアレ?な感じなのだが、その酸味とコクがカレーに合わさるのもこれもアリだなと思わせる変化球で思いの外美味い。
 最後に運ばれてきたコーヒーに於いても、カレーの前に名を掲げるだけの事はあって、名ばかりのサービス的なものなどではなく、ちゃんと一杯ずつ淹れられ、ゆったりと満足のいける時を過ごすことが出来た。
 ここで敢えて不満を言わせて貰うと、ラッキョウを食べたいがために日本一カレーを消費する国のくせに、何故付合せに福神漬を出しとんねん、ってこと。


コーヒー&カレー 五島
住所:鳥取市青谷町青谷4298-1
電話:0857-85-0908
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜
公式サイト


2011年7月5日火曜日

噂のコロッケ 磯べー

 鳥取では豆腐どころか、コロッケやカレーうどんまでも練りもんと化します。


2011年7月2日土曜日

80sしばり@ジャンカラ

 タクジー、仕込みすぎ
 ヤンコ、喜びすぎ
 みんな、テンション高すぎ
 で、午前零時まで歌い続けの四時間半
 こんなノリでも退かずに付いてくる20代のコらもゼンブまとめてひっくるめてアイシテルよ

 仕事があるので、これにてドロンさせていただいたアテクシではありますが、みなさん、チンタ、モンク、コースへと流れていったようで

 やっぱ、働いたら負けかなて思ってる